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キャリアアップハローワーク:相談休止 [職業訓練]

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写真:ホウキを噛み疲れて熟睡のヘクター氏(本文と特に関係はありません)


今日は約2週間振りにキャリアアップハローワークに行ってきました。
今回は、専ら震災の話でもちきりでした。特に、今後の転職市場はどうなるかという話。

「これから先、どうなるのか、まだ全然先が見えません。ただ、大阪に拠点を移したり、増やしたりといった動きには期待してもいいような気がします」

やはり歴史的にも初めての状況ですから、色々な憶測は出来ますが、決め手はありません。

「ところですいません、実は…」
「え、派遣のお仕事ですか」

3ヶ月の期間限定、セミ・フルタイム(?)の派遣の仕事をすることになったと告げた筆者。最大の理由は減った貯金を回復し、かつ仕事勘を取り戻すためですが、それをさし引いても評価していただけました。

「確かに転職活動の間に貯金が減っていくというのは、私も経験していますが、辛いですからね。収入が確保できれば精神的なゆとりも出来ると思います。あと、震災の影響で求人が取り消しになったり、転職活動がスムーズに進まない可能性もありますから、3ヶ月というのは良いと思います」

しかし、さすがはご自分も多彩な転職経験を持つコンサルタントさん、しっかり釘を刺されました。

「週何日でも何時間でも、お仕事をしている時って、転職活動ははかどらなくなるんですよ。仕事は疲れるものだし、だから家に帰ると落ち着いてしまうんですね。私の時は、どうしても求人を探すのが億劫になりました…」

そこで筆者にアドバイス。

「…というわけで、Kさんの場合は今まで使っていた紹介会社さんと、引き続きコンタクトし続けるのがいいと思いますよ。求人探し、あと面接日程や入社時期の交渉も、向こうでやってくれますから」

なるほどなるほど。さすがです。それでいきましょう。

というわけで、次の面談は未定となりました。これまで色々相談に乗ってもらい、書類選考通過、一次面接通過の頻度がぐっと上がっていただけに、ここで休止は多少不本意ですが、筆者の貯金が残り少ない事、及び震災の影響を鑑みると、妥当だと思います。来週からのお仕事、短期ですが決して簡単な仕事ではありませんので、ブランクを埋める意味もあります。決して正社員と結婚を狙う戦線から離脱したわけではありません、一時的な戦略的撤退です。目標達成まで、どんな形になろうとも、やり続けなければ。

キャリアアップハローワーク:書類選考は通るようになったが [職業訓練]

今日も例によって梅田のキャリアアップハローワークへ。相変わらず、多くの求職者の方がいらしてました。

今回は対策ではなく、報告が中心でした。この一週間、どんなお仕事に応募して、結果はどうだったかということですが、箇条書きにするとこんな感じです。

・応募 10件くらい
・書類選考中 3件
・面接結果待ち 3件→2件(面談中に調べてもらった結果、1件落ちていた)
・残念なお知らせ 4件くらい

「リクナビ派遣」からの紹介予定派遣への応募は数えていません。なにせクリック数回で応募できるので、応募者が殺到するらしく、すぐ「残念なお知らせ」が来ます。

でもまあ、ペースは悪くないので、1日に1~2件応募、一週間で5~10件応募を繰り返していれば、そのうち「当たる」こともあるだろうから、このまま頑張りましょうという結論でした。「バッターボックスに入らなければヒットは打てない」という例えがありますが、その通りでしょう。

今日の収穫は、コンサルタントさんが筆者のために収集してくれた求人広告。ハローワークのみならず、新聞、タウンワークなど複数です。ありがたやありがたや。さっそく家に帰って応募書類を作りましょう。

で、帰り道で2週間前に面接に行った企業さんからお電話がありました。

「残念な結果ですが…」

実はここ、ネットで検索したら「ブラック」扱いされている会社だったのでちょっと安心してしまいました。それにしても、書類が通るようになったら、次の課題は当然面接ですか。

先は長いか、短いか。焦らずじっくりといきましょう。

キャリアアップハローワーク:2ヶ月経過 [職業訓練]

職業訓練終了後に行われる、3ヶ月間のフォローアップであるキャリアアップハローワークの個人面談。早いものでもう今日で2ヶ月弱経過となりました。

最初は履歴書・職務経歴書の添削から始まり、それに最初の2〜3回は費やしました。述べ5時間くらいでしょうか。おかげで最近、書類選考に通って面接に呼ばれる回数が増えてきました。というわけで今日の面談の話題は、過去一週間の活動状況のアップデート、そして明日の面接対策でした。

それにしても職務経歴書はもちろん、履歴書まで書き方を変え、このように効果があるとは。詳しくは後日、まとめ記事を書きたいと思います。

それにしても、失業保険も切れてまだ仕事が見つからない方で、職業訓練(基金訓練)及びキャリアアップハローワークのことを知らないで困っている方はどれくらいいらっしゃるのでしょうか。せっかくあるのだから、どなたにも積極的に利用して再就職に結びつけてもらいたいものです。

今年最後のキャリアアップハローワーク [職業訓練]

今日はキャリアアップハローワークの第3回面談でした。

第1回からの「履歴書・職務経歴書添削」がまだまだ続いております。具体的には、

パッと見「読んでもいい」と思わせる事

この一言に尽きます。

なにせ不況の今、一件の求人に対して大量の応募があるのはザラで、条件が良いと50人、100人超えも珍しくないとか。ちなみに先日、法事で会った叔父のお勤め先では「平均40倍」だそうです。

それだけ応募があれば、もう書類審査する側もちゃんと全部読んでいられません。で、わたしの履歴書はさておき、職務経歴書の方はこの二点を「改善すべき点」として指摘されました。

(1)文章が多い
(2)レイアウトが詰まってて圧迫感がある

「じっくり読んでみれば内容はいいのだが、すごいボリューム感があるので読む気にさせるのは難しい」そうです。英語で言うとoverwhelming ってとこですね。

で、ここで重要なのが「最初から書いてある事が少ない」のと、「書くべきことを厳選する」ことの違いです。新卒の方などは「書く事が無い」ので困り、筆者などは「厳選したつもりでも、まだまだ沢山ある」ので困っています。この局面、やっぱりコンサルタントさんの意見がありがたいです。

いずれまとめ記事にしたいものですが、けっ…こうな分量の情報を排除しました。今回までに、三回の面談で述べ6時間ほど費しましたが、結果は上々だと思っております。

完成&送付開始目標は新年から。早いうちに決着させたいものです。
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キャリアアップハローワークへ [職業訓練]

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元・歌舞伎座の前で「MEAT」(肉)なんて書いてあったから写真に撮ってFacebookに載せたら、


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速攻でベジタリアンの友人に「ブー!」と書き込まれるようなのどかな一日。

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今日は職業訓練のフォローアップとして、梅田の大阪キャリアアップハローワークに行ってまいりました。

先週、加古川から帰って来て以来、ちょっと体調が悪いのですが、一刻も早く再就職するためにはありとあらゆる手段を使わないと。ちなみにこの「キャリアアップ」ハローワーク、従来のハローワークと異なり、「正社員経験の少ない方の就職を徹底サポート」というところに重点を置いているようです。つまりフリーターや派遣社員などの非正規雇用者を正規雇用に引き上げようということですね。筆者は大阪で特定派遣→カナダで一般派遣→東京で契約社員と、正社員になったことが無いのであてはまります。

大阪キャリアアップハローワークには、他のハローワークにもある求人検索パソコンと職業紹介カウンターがありますが、その他に、就職支援セミナー、相談コーナー、住宅相談コーナー、派遣労働者アドバイスコーナーなどがあり、けっこうなサポートがあるようです。

中に入ってみると、おっ空いてる、というのが第一印象。求人検索してる人、窓口で順番を待っている人の数はそんなに多くありません。難波の従来のハローワークは遥かに混んでいますし、地元の小さなハローワークでももっと人が入っていると思います。

さて、カウンセラーと面談の予定を組んで、時間通りにやって来た筆者。まずは準備して来た履歴書と職務経歴書をお渡しし、これまでの人生を振り返ります。すなわち日本の大学でアイルランド文学をやっていた関係でアイルランド留学し、その後10年に渡ってあちこちで色々なことをして、東京の外資系の会社で契約社員になり、正社員を目指して大阪に戻ってきた、という話。

…そしてあまりにも話すべきことが多過ぎて時間切れに

とりあえず続きは次回です。自分の人生について色々話したので、とりあえず担当の方とは打ち解けて話せるようになったのがまず収穫かな?

そして、「ブランク期間が長くなったので、派遣の仕事にも応募しています」と言うと、「年齢的にも、ここで頑張って正社員になったほうがいい」とのアドバイス。やっぱりそうですよね。就職活動も長くなると自分でも何をしていいのか迷いがちになるので、他の人に意見を頂戴するのはありがたい。ま、キャリアアップハローワーク自体が正社員を目指すためのものですから、当然といえば当然なんですが。

とりあえず初回はそんなもんでした。尚、サポート期間は初回面談から3ヶ月間で、登録者の半数以上が3ヶ月以内に内定を取ってくるとのこと。勿論、本人の頑張り次第なんでしょうけど、それにしてもけっこう高い数字だと思いました。今月中に履歴書・職務経歴書を整え、一月になって企業が求人を再開する時に応募、書類選考通過、面接対策を経て内定…とスムーズにいけるよう、全力を尽くさねば。
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新卒で未就職の青年と [職業訓練]

今日は会社説明会及び一次面接に出かけてきました。

自分の他に2人の応募者も同席して、グループ面接となりました。わたしの場合、グループ面接は他の応募者が何を言うか気にしてしまうから調子をつかみにくいところがあります。結果は…まあまあかな……


良かったのは帰り道。グループ面接に同席した我々、途中まで同じ電車で帰りました。ひとりの方はすぐ降りてしまったのですが、もう一人の若い男性とはしばらく同じ電車で、話をしておりました。この方、今年の春に卒業されたもののまだお仕事が見つかっていない、いわゆる「学卒未就職者」です。問題とされ、メディアでもよく報道されていますが、2010年10月の速報では日本全国で14万人いるとのことです。(参考:総務省「労働力調査」)


「書類応募は100社くらい、面接は50社くらい受けてます」


さすが若者、面接に呼ばれる割合が高い! …って変なところで驚いちゃいけませんね。面接50社で内定が取れないと聞くと、よほど面接が苦手なのかと考えてしまいますが、この青年、先程のグループ面接ではいたって普通に振る舞っておりました。

本人いわく、まず「社会人経験が無い」ことがハードルになっているとか。新卒なんだから当たり前のことに思えますが、企業も今は新人教育する余裕が無く、即戦力=経験者を優先して採用しているというのは定説ですからね…

そして、どうやら新卒者に対しては面接官も態度がでかいようです。


「一度ですね、あまりにも我慢ならなくなって、机を叩いて『もう帰ります!』って言う直前まで追い込まれたことがありました。我慢できましたけど」


いわゆる圧迫面接ですね。筆者はさすがにそんな面接は受けたことがありません。他にも、プリントアウトした履歴書を一瞥して「履歴書は手書きに決まっとる、あんたには面接を受ける資格は無い、帰りなさい」と言われたこともあったそうな。「そんな会社だったら、採用されない方が良いですよ」と、彼が他の人からも何度も言われたであろう言葉をかける筆者でした。

しかしながら、どうやら彼の就職を阻んでいる最大の要因は「やりたい仕事があるから」のようです。仕事は選びさえしなければある、というのもまた本当の事です。現に職業訓練校の就職支援の時間にも「Webデザインやネットワークと違って、介護のクラスは内定者が多く出ています」という発表がありました。しかし、いくら生活のためとはいえ、人生初の就職先を「特に興味のない仕事」にするのはためらわれるのも、わかります。

四大卒で、50社面接して内定ゼロというのは、元祖・就職氷河期時代出身のわたしからしても異様な気がしますが、戦後最悪とも言われる就職難の今、それくらいの話はもはや普通になってしまっているようです。

お互い励まし合って別れました。今日の一次面接、彼が通っていることを祈るばかりです。
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職業訓練の思い出(4) Yさんの携帯 [職業訓練]

今日はジョブカード申請の再チャレンジの予定でしたが、所轄のハローワークに行ってみると担当の人がお休みと言う事でした。そう言えば最初に「できれば●曜日か○曜日にお越し下さい」と言われたような気が。まあ明日出直しましょう。

ところでやはりハローワークは混んでいます。まだ職業訓練用の定期券が残っているので、大阪市内のハローワークも覗いてきましたが、こちらも同様でした。老若男女、すべての層が仕事を求めて活動されています。(余談ですが10月は完全失業率5.1%、有効求人倍率は0.56だそうです)

特に、お年を召した方が求人応募の順番待ちをしているのを見ると、思い出す事があります。職業訓練で同じ面接を受けて、同じクラスにいたYさん。50代の男性で、これまでIT関連の機器の営業をされていたそうです。転職経験は、この年代の方としては普通でしょうが、ゼロ回。これが生まれて初めての転職活動だそうです。再就職活動について、応募書類の書き方や面接の受け方の授業があった時は、興味深そうに聞いておられました。

それにしてもどうして離職されたのか。もちろん職業訓練ではそんな事を発表する義務も必要もありませんから、筆者は勝手に「会社の業績悪化による早期退職ってとこかな」と思っていました。もちろん実際にどういうお仕事をされていたかわからないのですが、リストラされたわけではないだろうな、という不思議な確信がありました。どう説明していいのかわかりませんが、このYさん、頼もしい感じがします。ネットワークの授業について「わからない」と先生に言う時も、屈託のない明るい感じで、かつ的確なタイミングで伝えるので、コミュニケーション力はバッチリ、営業マンとしては有能な方だと思いました。あと、解雇されて凹んでいるようには、とても見えなかったというのもまた一因です。

さてこのYさん、何度かあった席替えの最後の回に、わたしの前の席に移って来られました。筆者はいろいろと観察する癖があるのですが、ことネットワークの授業に関してはそんな余裕もなく。Yさんについても「ああ、どこかで詰まっているみたいだな」か「おっ、これはちゃんとついて行けているんだな」くらいしか見ていませんでした。寒くなり、お互い休み時間を教室で過ごすようになるまでは。

休み時間のYさんの行動というと、教室の自分の席で、携帯でメールを見ていることがほとんどだということが、嫌でもわかりました。

もちろん、いくら好奇心旺盛なわたしでも、他人の携帯メールの内容は見ないように努めています。しかしこのYさん、授業中以外は椅子にもたれる癖があり、また、近眼らしいのでかなり顔に携帯を近づけてメールを読んでいます。狭い教室ではもう、わたしの頭から50センチくらいしか離れていません。そして、ふとした機会にYさんの携帯の画面を何度か目にした筆者、あることに気付きました。Yさんが読んでいるのは、いつも同じ、一通のメールだったのです。


* * * * *

差出人:かあさん
件名: あと○日
本文:

ご苦労様。頑張ってますか。
あと○日で家に帰れます。
一日でも長く家にいたいので、頑張って元気にならないと。
おとうさんも頑張ってね。
 
* * * * *


悪い事とは知りながらも、内容を覚えるまでに見てしまいました。だって、何度も何度も見ていらっしゃったので。

修了式までにYさんに何か一声かけたくて、結局できませんでした。話し出す時、果たして何と言っていいのかわからなかったため。何も知らない顔をして、「Yさん、せっかくだからEメールアドレス交換しませんか」とでも言えば良かった。たった今、やっと思いついた事です。
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NEへの道〜あるいはジョブカード存続決定を記念して [職業訓練]

NEとは何か?
前職の同僚、M島さんとの会話が脳裏に蘇る。


管理人K「NEって『なんか偉い人』の略ですか?」
M島さん「いいえ、『なんだか偉そうな人』の略です」


というのは真っ赤な嘘(ふたりとも)で、実際にはNetwork Engineer、すなわちネットワーク技術者のことです。M島さんも別業種から転職、NEとなったといういきさつがあるわけで。筆者もそっち方面にキャリア変更するため、先日までの職業訓練で基礎を学んだわけであります。余談ですが他業種からNEになる人は意外と多く、筆者の知っている中では元アマチュア音楽家とか元ストリートパフォーマーとかまでいました。あくまで余談ですが。

さて昨日発生した実家のPC不調。これは年賀状作成用のDVDソフトが読み込めない、というネットワークと全然関係のない話だったのですが…

…色々やってみて、DVDが読み込めるようにならなかったので、わたしのiMacで読み込んでネットワーク経由で目的のPCにデータを送りました。試しに一枚作ってみて印刷してみましたが、大丈夫です。任務完了。超マイナーながらも一応、ネットワークを利用して問題解決したことになるのでは? つまりこれがオレのNEへの道の第一歩か…とか勝手に思ってました。

なにせ明日はジョブカード交付に向けて、ハローワーク再度の来訪ですから、テンションを上げておかないと。ジョブカードは記入さえすればもらえるわけではないと、前回でわかりましたので。それに何と言っても、職業訓練の修了式と同じ日に「ジョブカード継続」のニュースが流れたばかりですから。これは道が示されたと思うしかありません。

頑張ってCisco等の試験も受け、何か偉そうな人…もといネットワーク技術者になるために、明日が公式の第一歩になりますように。(ハローワーク側で交付してくれなければまた出直しです)

ところでこのNE=Network Engineerという略号ですが、去年くらいにイギリス本社の人に “Sorry I don't know what NE is”(悪いけどNEって何の事か知らないのよ)と言われた事があります。調べてみると、イギリスやアメリカではNetwork Administrator(ネットワーク管理者)と言うようです。シンガポールや香港支社ではNEで通ってるんですけどね…NAが正しいとなれば…何かありがたい人?(←そうかも ←そんなわけない)
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職業訓練の思い出(3) 生徒 [職業訓練]

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それにしても色々とあった職業訓練ですが、筆者としては出会った人々が一番印象に残っています。奇特な長期読者の方ならご存知の通り、どこに旅をしても現地の人のこと、また聞いた話などを面白おかしく書き立てる男ですから。(→例

生徒は筆者も含め12人、女性は1人で、後は全員男性。(以前「男子校状態」と言ったのは間違いです。失礼しました)

年齢層は下が20代後半から、上は50代まで。割合としては20代と50歳以上が2人ずつ、あとは30代。無意味にグラフにしてみました(笑)

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経歴はと言うとこれも十人十色ですが、まずIT業の経験が全くないという方は若干2名。それに対して、職種が違ってもIT業でずっとやってきた方が多数。元営業マン、元システム開発者、元サーバー管理者などなど。中には実務経験3X年というベテランまで。そりゃ企業さんも求人広告を出しに来るわけです。なお残りはというと、筆者のような元ITの中の別職種ですが、経験年数が少ないという人。

このように多種多様な人々が、なぜネットワークを基礎から学び直しているのかというとこれも人によりけり。まあ最初の理由は全員共通で「離職したから」なんですが、それ以外で印象に残った理由には下記のようなものがあります。

「ネットワーク技術者なら、食いっぱぐれる可能性が少ない」

「今まで●●(例:SE)だったが、ネットワークにずっと興味を持っていた」

そして、中には、

「起業するにあたって(技術者は雇うとしても)最低限度の知識は必要だから」

というものまで。ちなみに筆者の場合、上の二つの回答を合わせた感じです。(元カスタマー担当だったがネットワークに興味があり、かつ手に職を付けたい)

IT関連業でずっとやってきたベテランの方々、性格や得意分野はバラバラでしたが、共通点が一つ。それは、

欠席しない

ということ。他の人が欠席する時は、往々にして仕事の面接のため、後で面接を受けたという証明書を学校に提出しますが、この人々はそもそも面接になど行っていません。話を聞いてみると、だいたい皆さん「授業を全部受けたいから、求職活動は訓練が終わってから」がいいとのこと。さすがですな。もちろん授業中は皆さん熱心に聴講・手元のPCで作業などされていますが、人によって(本来の職種によって)はなかなか上手く出来ず、困っておられたり。それでも熱心に質問したりして、やっぱりIT専業でやってきた方は本気度が違う、と思った次第です。

さてここからは…なんというか、熱心に受講されていた方々の、その反対です。

前回ちらっと「職業訓練でも学級崩壊みたいなクラスがある」みたいなこと、そして、「うちのクラスは静か」であることを書きましたが、かといって全員が真面目に受講しているわけではありません。箇条書きにしてみると、

・PCで自分の好きなことをしている(ネットサーフィン、プログラミングの勉強など)

・自分のPCで授業がうまく再現できないとき、先生の助けを待つ

・寝てる

最初のと最後のは問題外ですが、2番目は本当に問題だと思いました。なぜなら、この講座では最初に「今時、ネットに接続さえしていればいくらでも自分で勉強できる」と先生からお達しがありました。すなわち、自分のPCで授業内容を再現しようとして、うまく動作しなければ、Googleなどの検索で自分で調べて解決策を探すのがかなり重要な部分だと筆者は思っております。何せ、ネットワーク技術者というのはユーザーのトラブルには自分で対処するわけですから、最終的には誰かに頼ればいいというわけではありません。

偉そうに語ってしまいましたが、筆者は前職ではシステム障害のたびにヘルプデスクに電話して、エンジニアさんが解決してくれるのを「早くしてくれよな〜」などと言いながら待っておりました。ネットワークの問題なら、ネットワークエンジニアさんに「どうにかして下さいよ〜」と直接言って終わり。いわば丸投げでした。その記憶を踏まえ、今回は自分が直す側になるという前提で、動作に不具合があった場合、自分で色々やってみてどうしようもなければ先生にヘルプ依頼、とやっていたのです。結果はというと…色々的外れなことをやって「うーん、勇気あるねえ」と先生に言われたり。冷や汗。

ちなみに、受講中に内定が取れたのは12人中、2人。どちらも、ネットワークとは関係ない、かつての経験職種だそうです。ちょっとでもここで学んだ事が活かせれば良いのですが。

ちなみに修了式の後、特に気の合った3人と一緒に「ぼだいじゅカフェ」に行ってランチしてました。そして、4人とも実は猫好きだったという衝撃の事実が明らかに。道理で馬が合ったわけだ(←猫好きなのに馬が? ←くだらねえ事言うな)

他にも面白いエピソードは沢山ありましたが、とりあえずはこのへんで。
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職業訓練の思い出(2) 学校について [職業訓練]

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今日はいよいよ職業訓練の修了式。かなり早めに着いたので、学校の近所をぶらぶらしていたら、校長先生にばったり遭遇しました。

「キミは好青年だねえ。じゃあまた後で」

おそらくは沖縄の方だと思われる校長先生、37年前に一人でこの学校を立ち上げ、無我夢中、四苦八苦で今の規模までに大きくしたということ。ハローワークと提携して、おそらくは50人くらいの求職者が3つのクラスに分かれて職業訓練を受けています。なぜか「好青年」と言われ、一撃で超上機嫌になってしまう筆者。いやいやさすがは百戦錬磨の苦労人、人の心をつかむのも見事です。

天気が良かったので公園で缶コーヒーを飲み、そのあと改めて学校へ。いつもの教室に入る前に、隣の席だったAさんと四方山話。いろいろな経歴の人々が集まったこの教室でもかなりのIT経験者ですが、みんなのお話はまた後ほど。

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修了式は時間通り、しめやかに行われました。12人の受講生のうち、式に出て、修了証書を受け取ったのは9人…と思ったら駆け込みで10人目が現れました。家が近いからいつも油断して遅刻しそうになってしまうとか。

一人一人証書を受け取り、常駐スタッフの2人の方から簡単なご挨拶をいただきました。「このネットワーク技術養成クラスは、皆さん大変真面目に受講されておられ、我々スタッフとしても身の引き締まる思いでした」という部分が印象に残っています。なぜなら、失業者が再就職するための職業訓練であるにもかかわらず、時にはそれこそ学級崩壊のようなクラスもある時がある、と噂で聞いていたから。

最後に校長先生の締めの言葉。

「皆さんよく頑張ってこられましたね。修了おめでとうございます。しかしご存知の通り、現在は雇用情勢はやはり悪く、企業は研修等の必要のない即戦力を求めております。ハローワークなどの求人では、もう皆さんお気づきでしょうが、「経験者募集」もしくは「経験者尚可」というものがほとんどです。そのため、皆さんがここでネットワークの基礎を3ヶ月間、熱心に学ばれたということ、これがすぐ就職に結びつくわけではありません。

しかし例えばですね、本校のWebデザイン科の方で、最近このような再就職の成功例がございます。その学生さんは、Webデザインの基礎を学んだわけですが、とある美容室に就職されました。その方のお仕事は、予約手続などのカウンター業務、一般事務、及び、美容室のHPの更新作業です。3ヶ月のコースの履修でWebデザインの専門職になることは大変難しいですが、発想を変え、色々な方向からチャレンジした結果が実を結んだと言うわけです。というわけで皆さんも、ここで学んだ事と、ご自分の経歴、ご自分に何が出来るかということを組み合わせて考え、ご自分の方から求人企業に対して積極的な提案ができるよう、努力されてみては如何でしょうか」

なるほど! 思わず唸ってしまうところでした。

やっぱり本当の話には重みがあります。それが誰も他に語っていない、すり減っていないお話であるから、さらに輝きがあります。これまで出席した、どの学校の修了スピーチより重みのあるお話でした。

この後は今年4月に立ち上がったばかりの「キャリアアップハローワーク」の職員の方が来校され、簡単な説明会がありました。これも行ってみなければ。

飾りも音楽もない、簡潔な修了式でしたが、それがかえって何とも感慨深く。
このあとは気の会った数人でランチへと。

(続きます:次回は仲間達について)
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