荒地山（阪急芦屋川駅から岩梯子）

2013年8月のある晴れた日、我々は阪急芦屋川駅からいつものように、ロックガーデンに向かっておりました。

しかし今回は、そのまま真っ直ぐ行かず、途中で右に曲がり、まだ歩いたことのない道に足を踏み入れました。目指すは、荒地山。



ロックガーデンと同じくらいの山道を登りました。



鷹尾山とやらを過ぎ、目指すは一路、荒地山です。



このあたりまでは、木立が多く、普通の山道で良かったのですが…



このあたりから登り下りがかなり急になりました。
暑いのと相まって、しんどい…



そして本日のメインイベント、「岩梯子・新七衛門ぐら」への標識が。



これが岩梯子です！



高所恐怖症ですが頑張る筆者。



なんとか無事登り切れました。



しかし岩梯子はどちらかと言えば準備運動みたいなもの。
これからが試練の始まりです。



巨岩の縁を渡ったりしているうちは良かったのですが、きつかったのは、岩登りに次ぐ岩登り。
直射日光を浴びながら、熱く焼けた岩を登ったり降りたりし続ける筆者…水を飲むことすら忘れて、無我夢中でした。

汗だくで、疲労困憊。急な登りを一つこなしたとき、心臓が苦しくなりました。
いくら疲れても、今までこんな事は無かったのに…これが老いというものなのか…などと考えてしまいました。

ようやく岩場が終わり、木立に入った時には、もう座り込みたくてたまりませんでした。
とりあえずペットボトルの水を口に流し込みます。

！！（吐き気が…）

何かがおかしい…

これが、今の自分の体力の限界なのか!?
ここ数年、自分をめいっぱい甘やかしてきた結果なのか…

そんな考えを否定するため、木立の中を、無理して進むのでしたが、体全体に満たされた違和感はごまかしようもありません。

すがる思いで、また水を喉に流し込んだのですが。


「おえっ!!」
「あ！」

吐きそうになり、苦しさのあまり屈みこんでしまいました。
妻が近寄ってきて、私の顔を覗き込んでこう言います。

「熱中症やん！」



続きます。

ポンポン山・大原野コース（本山寺〜ポンポン山〜金蔵寺〜下山）

神峯山寺を後にした我々は、ポンポン山に向かって歩を進めるのですが、一つ困った事がありました。



東海自然歩道のこの部分は、延々と舗装道路が続いているのです。
足に負担がかかるので、山道を歩きたい我々でした。



何とか本山寺に到着。



勧請掛をくぐって境内に入り、裏の出口から出ます。



やっと山道です！



つつじが綺麗でした。



山道に出てからは順調で、ポンポン山に到着。
6000メートル級の超高峰、に見えますが勿論違います。



本当は600メートル級です。



眺めが良い（無断伐採により）山頂でおにぎりを食べながら、しばし休憩。



反対側へ下山開始です。



すぐ人里に出ました。カエルが賑やかに鳴いていて、ふと見ると道端にヘビがいるくらい、のどかなところでした。道が舗装道路に戻ったのが唯一の難点でしたが…



再び山に入り…



川を渡ったりして…



金蔵寺に到着。入山料200円を払って入りました。



こちらも由緒正しいお寺さんで、なんとも言えない良い雰囲気。



我々以外誰もいない境内で、しばしのんびり。



金蔵寺を後にして、ゴールに向かいます。
これまた歴史のあるゴミを尻目に、舗装道路を下りました。



風景の美しさとは裏腹に、舗装道路を歩き続けた足は悲鳴を上げつつありました…



おや、あれは？



いーね〜♪



迷うこと小一時間（泣）
ようやくゴールのバス停に到着しました。
途中で道を間違えたがゆえに、農家のおじさんに捕獲されたイタチを見たりしましたが、それはまた別なお話です。
帰り道で食べた中華が美味しかったです♪

さーちゃん、今日もありがとう。
山道の部分だけまた行きたいね♡

ポンポン山・大原野コース（スタート〜神峰山寺）

2013年4月27日（土曜）
超久々に、『阪急ハイキング』のコースを歩きました。



阪急電車で高槻市駅→徒歩でJR高槻駅→駅北口から高槻市バスで「上の口バス停」下車。
「摂津峡」がかなり気になりますが、本日は神峰山寺（かぶさんじ）方面へ。



道路に沿って歩いてゆきます。



のどかでいい感じでした。



目指すはポンポン山。



道端のところどころにシャガの花が咲いており、とても綺麗でした。
余談ですが、東京都内では準絶滅危惧種だとか。



勧請掛（かんじょうがけ）という言葉を初めて学んだ我々。



聖地との境界を表すものだという事です。つまりこの先は聖域なのです。



そして見えてくる神峯山寺の山門…でしたが、補修中でした。
下をくぐる時に内側を見たのですが、相当古いもののようでした。
創建は774年、重要文化財も複数あるという事で、由緒正しいお寺さんです。



モミジを見ながら境内を進む我々。



モミジと言えば葉を思い浮かべますが、花も可愛いです。



これまた立派な手水の瓶で、手と口を清めて…



本堂への階段を上ります。



本堂でお参りした後、別な道を辿ってお寺の外へ。
国内最初といわれる修験道場に入りたそうな妻を説得して（←やや誇張）コースに戻ります。



神峰山の森を右手に見ながら、登ってゆきます。
…とはいえ、これまでずっと車道が続いており、足にはやさしくありません。
早く山道に入りたいところですが…

続きます。

塩尾寺・樫ヶ峰コース（宝塚駅〜岩倉山まで）

2013年3月18日



阪急宝塚駅で下車し、武庫川を渡る我々



甲子園大学方面に登り、大学を通りすぎてさらに登っていきます
（この時点で登山と言ってもいいくらい疲れた）



塩尾寺（えんぺいじ）さんに到着しましたが、ここが目的地ではありません。
入り口の前の分岐から、いざ山道へ。



ザラザラした、砂の多い道を歩いてゆきます。
「砂山権現」さんなるお社も途中にありました。

このあと、ゆずり葉台住宅地への分岐を西へ。
「阪急ハイキング」の「塩尾寺・樫ヶ峰コース」から外れました。



「ぬ」の看板を通りすぎて…



危機一髪、落石をやり過ごし…
（もちろん嘘です。すでに落ちていました）



道路に出て歩くことしばし、到着したのは、一軒茶屋。
中には入らず、外で腰を下ろし、しばし休憩。



そして坂の上、六甲最高峰へ。
2010年7月以来の再訪です。あの時はまだ結婚前でした。懐かしいです。

（続きます）

中山連山縦走コース（下り）

2013年1月19日（土）
続き（下り）



こちら側は、ゴルフ場が見渡せます。



手書き。



登ったり、下ったりすることしばし…



このような、急斜面を下ることになります。



ロープを頼りに下りる筆者。



高いところは苦手なので、このロープが文字通り命綱です。



下から見上げるとこんな感じ。



さーちゃんはこんな所を、ロープ無しで降りてゆきました。
さすがは我が妻、たくましいぜ。



後は普通の下りで、ホッと一息。
満願寺出合まで下り、阪急山本駅方面へ。
辰巳橋を渡ってもうちょっとだけ歩きます。
全部で4時間くらいの行程でした。



今日も楽しい一日でした。
さーちゃん、今日もありがとう。
次は雪山だね♡

中山連山縦走コース（登り）

2013年1月19日（土）



氷が張るくらいの寒い冬の朝。



ふたりで兵庫県宝塚市は、中山寺の奥にある山に登りに行きました。
その名も中山（そのまま）



川を渡ると、そこはもう山。



水源の豊富な六甲山系なので、ダムも多くあります。



なんかすごい角度に生えた木に付いた標識に従い、山頂を目指します。



危険を犯してこのような巨岩を登るシーンも続発

…という程ではありませんが、かなり本格的な山道。



ところどころに、水が凍った場所も。



白山以来の霜柱。



1時間半くらいで、天宮塚に到着。



景色が良いのはここまで。



三角点のある中山最高峰からは、ゴルフ場がバッチリ見えます。



下の方には雪も。



おにぎり休憩のあと、いよいよ下山。
ここからが本番です。

（続きます）

勝尾寺から箕面大滝へ

勝尾寺の裏口から、山の中に出ます。平坦な歩きやすい道が伸びる先は…



こちらです。箕面ビジターセンタが目と鼻の先です。



幸い、天気もよくなったまま。



ここの広場のテーブルに座ってごはんにしました。



季節のじゅうたん。



道路沿いに歩いて、トンネルを抜けると、そこはもう別世界。



ようやく到着。大にぎわいです！



雄大な箕面大滝。



箕面の駅までの道が、大勢の人が行き交うため、大変でしたが…



良い目の保養になりました。やっぱり秋はいいですね、きれいで、せつなげで。

ゆっくり書いているうち、また週末です。今週末も、紅葉を見に行く予定です。

もちろんふたりで

勝尾寺参道

雨が降りだしたので白山以来、雨具一式を装着した我々でしたが…



すぐ、目一杯晴れてしまいました。



とりあえず、ジャケットだけ脱ぎ、パンツとゲイターは着たままで先へ。



実はこのあたりまで、ふたり揃って勝尾寺を「かつおでら」と呼んでいました。



最後に長い階段を降りて、勝尾寺（かつおうじ）に到着です。かなり楽な道でした。


続きます。

勝尾寺・箕面大滝コース（北千里駅〜）

2012年11月18日（日）



家を出てすぐの地点ですっ転んだ時はどうなるかと思いましたが（前回参照）、やってきました阪急北千里駅。ここから今日のコースが始まります。



駅を出て、道路に沿って北上。ドナルド・マクドナルド・ハウス（米国ではRonald McDonald House）の横を通り過ぎ、さらに歩きます。



住宅街を抜け、田畑の間を抜け、山に向かう坂をゆっくり登ってゆきます。天気がいい！



振り向くと、なかなかいい感じ。



久々に目にするイノシシ避けの柵を、まずさーちゃんが通って…



ガチャリと施錠。なんでやねん。得意満面です。とても嬉しそうな妻の顔が見られて、わたしも嬉しいです。



そして山道に突入。さーちゃん、すでにしんどそうです。



時折見える遠景が目を和ませてくれます。



最初の目的地、勝尾寺（かつおうじ）へ向かう中、分岐に出会いました。たまたま通りがかったご婦人に、左の古参道は厳しく、右の旧参道はより歩きやすいと聞き、右へ。



いつの間にか、下を見るとかなりの高さになっています。



それにしても今回は、坂はゆるやかだし、道は平らだし、歩きやすいですね〜。天気もいいし最高です！





…と思っていたら、来ましたよ。雨が…



ベンチがあったのが大きな助けでした。二人でレインウェア上下、ゲイター、そしてザックカバーを装着。このまま雨中の強行軍に突入必至なのか…


というところで、続きます。

穂高湖・トゥエンティクロス（布引の滝）

これまた可愛いきのこを発見。と思ったらカタツムリさんでした。



トゥエンティクロスをクリアし、ハイキングコースが一応終了してから、15分ほど歩いて下って、布引貯水池に到着です。



人気スポットらしく、カップルや家族連れで賑わっていました。



周辺にいくつもの見所があるのですが、これがその１つ、隠滝（かくれだき）。



これは「猿のかずら橋」です。



さらに下って、見晴らし展望台から神戸の街を見下ろします。

ここで真っ直ぐ新神戸駅の方に下りるか、回り道して滝を巡って帰るか二人で相談。体力十分なので滝に行くことにしました。



階段を降りて、茶屋でちょっと休憩したあと、さらに階段を降ります。この雄滝の前では大勢の人が椅子に座って、流れる水を眺めておりました。



あとは滝からの流れに沿って降りてゆくだけ。古いレンガの橋を渡り、ほんのちょっと下るともうJRの新神戸駅でした。これまで、山から駅まで延々と住宅街を歩くパターンが多かったので、助かります。JR新神戸駅の構内で買物などして、すぐ下の地下鉄新神戸駅から帰途につきました。

今回はハイキングコースとしてはよく整備されていて歩きやすく、また、見所も多く、大当たりでした。
楽しかったです！
さーちゃん、今回もありがとう

さて次回は二人でどこに行きましょうかね…と言いたいところですが、実はもう次回と次々回は決まっていたりします。詳細はまた後ほど…