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双門の滝へ [山歩き]

2016/5/1 午前6時頃 熊渡

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登山届をポストに入れ、2月末頃に散々悩まされた道をまた歩く我々。

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石がごろごろしていて、雪が無くても歩きづらいです。

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前回はここで真っすぐ進み、普通のコースを歩いたのですが…

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今回は左に曲がり、沢登りコースに行きました。

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静かで水がきれいで、素敵な環境ですが…

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実はここ、上級者向けコースと言われています。

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こういう鉄梯子がいたるところに設置されています。

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ダムの上。水量は少ないので、安心して先に進みました。

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大きな岩を途中まで登り、横移動。
鉄の鎖がなかったら帰っていたことでしょう。

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双門コースという名前は、日本名瀑百選の「双門の滝」から付いているのだそうです。

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鉄の鎖を頼りに登ると、新田次郎の『槍ヶ岳開山』で、修行僧の播隆が槍ヶ岳登頂に成功した後、一般の人々でも登れるよう鎖をかけようとするくだりを思い出します。作中では「善の鎖」と呼ばれていました。

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何度も何度も、斜面を降りたり…

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登ったり…

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河原を歩いたり…

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花を見たりしながら、歩き続けます。

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この滝の上の方に登り…

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また少し下り…

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つり橋を渡りました。

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そしてついに、双門の滝の見える「テラス」に到着。
名瀑百選で最も到達困難と言われているそうですが、確かにそうかもしれません。

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双門の滝でようやく往路の5分の3程度。
まだまだ歩きます。

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稲村ヶ岳がきれいに見えていました。

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弥山への道をたどります。

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水はきれいですが、恐ろしく冷たいです。

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鹿も食べないバイケイソウ(毒あり)

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苔を苗床にして咲く花…だったと思います。

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沢登りコースと言われるだけあって、何度も川を横断しました。

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時折花の写真を撮る時以外は、常に真剣勝負。

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最後の難関、鉄梯子です。

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さーちゃんが全ての梯子を登り終わったのを確認し、筆者も続きます。

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落ちたらおそらく死ぬ、という事実はなるべく考えないようにして登ります。
オーバーハング(反り返った箇所)を超えて一安心。

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太い鉄の棒の上を歩いて渡る前に、コザクラを撮るさーちゃん。

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そしてついにゴール、狼平です。時に午後2時過ぎ。
6時に出発してから8時間少しかかりました。

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前回も立ち寄った狼平の避難小屋の前で、休憩。
この上の弥山には登らず、下山するだけなのですが、ふたりとも足を使い果たしていたので、時間がかかりました。

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18時過ぎにようやく登山口に帰還。
下山届けをポストに投函し、完了です。

我々、多少難しいコースを歩くことはあっても、危険なコースはなるべく行かないことにしていましたが、今回は危険でした。自分の写真を見ていて「このバカなんでヘルメットかぶってないんだ」と思いましたね。
ふたりとも運良く無事故でしたが、一つミスしたら無事に戻れなくなってしまうような箇所がいくつもありました。ふたりで、このコースは二度とやらないと決めましたが、その反面、やりきったという達成感、また「やる気になればまだそこそこできる」という自信を持つことができました。

まあ何にしてもひとりでは無理でしたね。
さーちゃん、本当にありがとう[ムード]

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