夢のまた夢の家

木曜の晩、急に眠くなったのでベッドに横になって、日付が変わるまで寝てしまった。
（この日記は時間を戻して書いています）

それにしても懐かしい夢を見た、と思った。

夢の中で自分は、見知らぬ誰かを相手に、これまで住んだ事のある家について語っていた。そしてそれぞれの家について語る度に、自分がまるでその家の中を再び歩き回っているように感じられるのだった。

最初に出て来たのは、駒込のマンションだった。そうそう、あの都心の古いビルの、大きなペントハウスだ。7階だった。

…あれ？　あのビルは8階建てで、屋上はペントじゃなくてオーナーさんの菜園じゃなかったか？


次に思い出すのは、バンクーバーの、一見どこに入口があるかわからないようなややこしい古いビル。周囲はかなり怪しいというか、雑然としたエリアで、ウェストエンドみたいな良いエリアとは比べるべくもない。

…あ、あれ？　バンクーバーでは最初から最後までウェストエンドに住んでなかったか、自分。


最後は初めての留学先、ダブリンのフラット。ちょっと町中から外れるものの、大きな一軒家の2階をフラッティング（自分が借り主になり、他の人を集めてシェアする）できるタイプだ。

…おかしいな、ダブリンでは2軒のホストファミリー宅にしか住んでいなかったはずだが…というより、なんかこのダブリンの街、おかしいぞ。間違った街を回想しているのか…それにしても一体どこなんだ？

しばらくベッドで半身を起こしていると、混濁した意識が、上澄みと沈殿物に分かれるようにして段々と落ち着いて来た。そして、さっきまで夢の中で回想していた家には、実際には自分は住んだ事が無いということを確信した。あの3軒の家はすべて、これまで別な夢の中で見たり住んだりした家だったのだ。

一度夢で見たというだけで、まるで実際に体験したように思い起こされるとは、不思議だ。ひょっとしたら、あれはただの夢ではなく、自分がこの世界以外で…いや何でもありません。もう寝ます。

コメント 2

ここのところ忙しくて遊びに来られずにおりまして、久々に遊びに来ました。
やっぱりKさんのブログ、おもしろいわ。
最近パワーアップしてません？　さーちゃんのお陰かしら？それとも元来文才が豊かだから？
いずれにしても大変楽しく読ませていただきました。
ありがとうございます。

追伸　そっちも地震、気をつけてね。
by Reika (2011-07-08 21:06) 

>>Reikaさん
まいどです。こちらこそご無沙汰してます(^^;)
お褒めいただき、ありがとうございますm(_ _)m

このエントリーに関しては完全にネタ勝ちですが（苦笑）…
そうですね、9割方さーちゃん効果（♥）ですハイ。
次のエントリーもさーちゃんと一緒に観た映画（♥♥♥）でいきたいと思います。

by 管理人Ｋ（3X歳） (2011-07-09 00:46)