スージーと幼なじみくん [スージー]
昨日の続きです。
この白ネコくん、実はお隣さんのネコちゃんです。名前はホワイティくん(仮名)。近寄ってよく見るとものすごく薄い茶色い縞があって、真っ白ではないのです。
この子、うちのスージー嬢と同年代で、同じようにお隣のお家に拾われてきた捨てネコだったそうです。去勢手術も済んでいて、性格はいたって温和。というよりビビリ(笑)。たぶん初めて発情する前に手術を受けたのでしょう。うちのスーちゃんも、同じく初発情(言いにくい)前に避妊手術を受けていたので、ふたりはうちの庭でよく遊ぶようになりました。たぶんスーちゃんも向こうのお家に遊びに行ったりしてるのでしょう。
このホワイティくん、最初はスーちゃんとしか遊ばなかったものの、「あること」があって以来ヘクターをはじめ、うちの家族に急接近中。最近ではヘクスジに混じって三人で庭で追っかけっこしてたり
さてその「あること」とは…いや、「事件」と言っていいかもしれません。
話はけっこう前にさかのぼります。
* * *
母が別宅の二階を定期的に掃除しに行くのですが、ソファなどによく短い白い毛が落ちているのに気づいていました。スーちゃんの毛なら黒か茶色です。ヘクターの毛はもっと長いし。どうやらお隣のホワイティくんがたまに入り込んでいるらしいのですが、「スーちゃんに会いたくて、忍んできているのだろう()」ということで全然気にしていなかった我々。
ところが約一ヶ月前のある日、母が二階に登ってみると、ホワイティくんがソファで寝ているのを発見。もちろん目が合うなり飛び起きて、母の横を通って階下に駆け下りようとしたのですが、間の悪い事に階段をヘクターが登ってくる途中だったのです。
ヘクターくんはおとなしいのですが、ホワイティくんはスーちゃん以外の誰にも心を許していなかったので、びっくりして駆け戻ってきました。しかし二階にはもちろん母がいます。はさまれて困ってキョロキョロするホワイティくん。ちゃっちゃっちゃっと足音を立てながら登ってくるヘクター。
「ホワイティー、おいで」
困っているのをみて、床に膝をついて両手を差し伸べる母。その瞬間、なんとホワイティくん、駆け寄ってきて母の腕の中に自分から入っていったというのです。あの人見知りの激しかった彼が…ちなみに見た目より軽く、ナデナデしてみると、ふわふわして気持ちよかったそうな。羨ましい…
しかしヘクターが「ボクもまぜて下さい!」とばかりにやってきたので、母はホワイティくんを抱いたまま階下に降りて、庭に放してあげたそうな。
* * *
それ以来、ホワイティくんが我々に急接近中なのです。
まずは2~3週間前、筆者がヘクスジに混じって庭で遊ぶ彼を見ました。それ以来、トリオでおっかけっこするのを頻繁に目にするようになりました。
先日などは、玄関を開けて入ってきて、あろうことか台所にまで入ってきました。筆者は隣の部屋でこたつに入っていたのですが、ホワイティくん、椅子で寝ていたスーちゃんに挨拶をして、しばらく探検したあと、スーちゃんのご飯を食べようとして怒られ、帰っていきました。やっぱりどんなに親しくても、越えてはいけない一線があるようです。
そして昨日。ホワイティくん、なんだかものすごくお腹を空かせているようで、「侵入→誰かと遭遇→逃走→また侵入」と繰り返していました。ひょっとしてお隣さん、お留守なのかも。ごはんを食べさせてあげたいけど、家の中でごはんをあげるとスーちゃんが怒るから…と色々考えた末、玄関口でごはんをあげてみました。スーちゃんの残りものでドライフード一皿、缶フード一皿。すると、最初はビクビクしていたものの、おそるおそるウェットフードに近づき、食べ始めました。そこへスーちゃんがやってきてドライフードを食べ始め、下の写真みたいになったというわけで。(余談ですが写メを撮る音には無反応でした。撮られ慣れてるのかも)
我々も、単にお隣のネコちゃんだというだけでは、こんなふうに家でごはんをあげたりしないのですが、ちょっと事情があって放っておけないのです。詳しくは書けませんが、ホワイティは近年、薄幸の人生を送っているのです…
今日はわたしも、庭で見かけたので、母がしたように両手を広げて呼んでみました。すると歩み寄ってきて、わたしの両手をそれぞれじっと見て、何も持っていないことがわかったらしく、去っていきました。なかなか現金です(笑)
2011-01-29 23:36
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コメント(4)
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そういうことだったんですね。
お隣のKさん宅で、ご飯をもらったり、遊び相手がいるのは、彼にとっては良いことですね。
私達の引越し先の庭で、日向ぼっこをしている猫ちゃんをちょくちょく見かけました。知り合いが近所に住んでるという友人が、どうやら野良猫ちゃんだというので、SGが面倒を見ようと張り切っていたんですが・・・
キッチンからお隣の2階の窓が見えるんですが、そこで日向ぼっこして別の猫ちゃんと寝てるのを発見しました。うちと同じく、2匹が同じ模様&色だったので、単に野良猫ちゃんが入り込んでるというよりも、飼い猫ちゃんだと思います。
ホワイティ君、可愛いですね。そのうち、Kさん宅の方が居心地良くて、住み着いちゃうかも!?
by KaoriNG (2011-01-30 11:20)
オトコノコは甘えん坊でヘタレですよ。女の子は(いかにも猫らしく)クールだけど。
ホワイティくん、きれいな猫ちゃんですね。
お隣のお宅がKさんでよかったです。
それにスージー嬢もいるし。
ネコは現金だから、いい人を瞬時に見抜いて、「猫なで声」ですりよってきます。やはり、Kさんご一家はいい人ばっかりなんですね。
by Reika (2011-01-30 13:02)
>>KaoriNGさん
ええ、本当にうちのスーちゃんと仲が良くて、会えると嬉しそうにしています。おとなしい子で、悪い事もしないから家族にも歓迎されてます。
おや、そちらでも「お隣の猫ちゃんが遊びにくる」状態なんですね。奇遇ですね(笑)
でもKaoriNGさんとこのボーイズはもう大きいから、遭遇したら修羅場になりそうですね。でも家の外に出ないから大丈夫かな…
ホワイティくん、毛並みが良くて、上品なので(恐がりとも言う)、うちでも人気があります。これまでは一定の距離以内に近寄ってこなかったんですが、もう時間の問題のような気がしますね〜。
by 管理人K(3X歳) (2011-01-30 22:21)
>>Reikaさん
おや、そうですか。わたしは去勢したネコちゃんを飼った事がないので(前にいたハートちゃんは去勢しなかった)、わかりませんが、ピー太郎くんはヘタレですか…
確かにスーちゃんの方がホワイティくんよりピシッとしてて、狩りも得意です。そう言えば、ライオンファミリーでも狩りは奥さんの担当ですよね。
ホワイティくん、イケメンでしょう。最近はちょっと表情が暗いものの、毛並みも美しく、うちの家族にはかなり好かれています。
ちなみにうちの一家を最初にハントしたのはスーちゃんでした。父と妹が河原を歩いていると、ものすごい大声で「ニャー!」と呼び止めた捨て猫スーちゃん(当時、手のりサイズ)。そのままなし崩し的に家に連れて帰ってもらったという逸話があります。
by 管理人K(3X歳) (2011-01-30 22:30)