SSブログ

椿と蟻 [日記・雑感]

100420_1554~01.jpg

木へんに春と書いてツバキ。

父が最近、この椿の花を拾っている。大輪の花は咲き終わるとぽろりと落ちてしまい、地面で茶色くなっていくのが痛ましいからだろう。毎日のように拾って庭の片隅に積み上げている。

ところで今日は、また庭を掘っていた。丸い穴をひとつ、細長いのをもうひとつ。中に肥料になるものを入れて土をかぶせるのだが、枯れ葉、木の枝、野菜くずなど入れて、ついでに椿も埋めてみる事にした。

積み上げられた椿の花に近づくと、まず甘い香りが鼻をついた。まるで南国の果物のような。花が落ちて香りが強くなるというのは、果物が熟するのに似ている。ふと目を凝らすと、まだピンクの花の上で小さく動く点があった。アリだった。甘い香りに引かれてだろう、椿の花の中に出たり入ったり、ちょこまかと動いていた。自分は茶色く変色した花だけを持って行くことにした。果たしてアリは椿の蜜が気に入ったかどうかは定かではないが。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

次々とメラニン効果? ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。