SSブログ

初めての熱中症(実録) [日記・雑感]

(前回のあらすじ)
山登りしてたら熱中症でへたり込んだ。

DSCF4012.jpg

遠間から見た荒地山。岩がごろごろしているのが見えたが、あれだけの時間、登り続けることになるとは思わなかった。

DSCF4024.jpg

高くて怖いから、早く先に進みたい一心で、水を飲むのもおざなりにして、登り続けていた。

DSCF4025.jpg

写真で見ればよくわかる、尋常でない発汗量。
汗をダラダラ流し、かつ水分補給をしないとなると、辿りつくところは当然、熱中症であったのだった。

吐きそうになり、しゃがみ込んだ時には、顔から血の気が引いていたという。
自分では見えないので、妻に教えてもらったのだが。

とり急ぎ、妻がペットボトルの水を頭からかけてくれた。
頭にかかった水が流れ、顔に届くころには、熱くなっていた。

地面にシートを引いてもらい、腰を下ろし、携帯用クッションを団扇のように使ってあおいでもらうことしばし。水も頑張って飲んだ。そして、ちょっと落ち着いてきたところで、スニッカーズのミニサイズを一つ食べた。デロデロに溶けていて食べにくかったが、その分、すぐ栄養になったのではないかと思う。10分くらい経っただろうか、だいぶ落ち着いてきた。

もう大丈夫そうだと妻に告げると、顔に血の気が戻ってきているから良かったとの事。
それにしても危なかった…これが熱中症か。

自分では気付かなかったが、炎天下の中で運動、水分補給はおざなりと、条件はパーフェクトに満たしていた。

環境省の熱中症マニュアルを見て考えてみると、最初の兆候は胸が苦しくなった時ではなかった。
それより、汗を大量にかいていた事だ。
これは熱中症の「I度:大量の発汗」に当てはまる。

次に胸が苦しくなった事。
これは環境省のマニュアルには書いていない症状だが、他のサイトにはよく書いてある。

そして吐き気。
これは「II度」であり、「熱疲労」「熱疲弊」とも呼ばれるのだとか。

妻に気づいてもらった時にはこの「II度」の状態だったらしく、回復できたが、次の「III度」に到達していたら危険だった。
「III度」の症状は「意識障害、痙攣、手足の運動障害」。また、「高体温」、別名:熱射病。

妻曰く、水を飲んでも吐き出してしまうようなら、救急車が必要だが、山の中では無理なので、その場合は日が落ちるまで木陰で待つつもりだったそうだ。
さすがは私の妻、いざという時に頼りになる。

DSCF4034.jpg

登山再開し、しばらく歩くと、今まで知らなかった水場に着いた。
嬉しかった…
ペットボトルに流れる水を汲むと、心の中で『北斗の拳』の第一話の冒頭に登場するザコキャラのように、「ヒャッハッハッ水だ〜っ!!」と叫びながら頭からかぶった。

この後は無事下山。
妻のおかげで助かりましたが、危ないところでした。
奇特な読者の皆様も、熱中症にはくれぐれもご注意下さいね。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。