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いつも何度でも [家族・友人]

今朝方、母方の祖母の夢を見た。

二人で腕を組んで、見慣れた田舎道を歩いていた。最初は良かったが、長い道で、歩いているうちに意識が朦朧としてきた。ようやく目的の場所に着いたと思って我に返ると、祖母がいなくなっていた。慌てて元きた道を引き返すと、左手にある、見慣れた家の庭から、乳母車を押しながら歩いてくる祖母を見つけた。

「やっぱりこれがないと」

自分と片腕を組んで歩くより、両手で乳母車を押して歩く方が随分と楽らしい。母が遺品整理の際に処分せず、ずっと置いておいてくれて良かったものだ。それにしても、ふたりで実家に戻る最中じゃなかったとしたら、どこへ行くところなんだろうか。二人で到着したのは、見慣れない家だった。

そこで目が覚めた。夢の内容をよく反芻してみて、明日が命日だった事に気づいて驚いた。ということは、どうやら二人で向かっていたのは、この新居だったのか。そうとしか思えない。



木村弓「いつも何度でも」
http://youtu.be/9O4SMw_8Om0
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