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家庭の省エネエキスパート検定(2011)課目Ⅲ [無料・節約・ポイント貯め]

「課目Ⅱ」が住宅の中で使う機器についてでしたが、最後の「課目Ⅲ」は住宅についてでした。


課目Ⅲ 住宅の省エネルギー

「省エネ住宅」と聞くと、そのように設計された新築住宅をイメージしてしまいがちですが、この課目では新築のみならず、すでに存在する住宅を「省エネリフォーム」する場合についての知識も問われます。例えば、このような問題が出ました。

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【問題Ⅲー13】
集合住宅の省エネリフォームに関する以下の文のうち、誤っているものをひとつ選び記号で答えなさい。(配点3点)

ア.専有部分として区分所有者自らの判断によりできる省エネリフォームには、内壁、天井、床への断熱材の設置、内窓の設置、暖冷房・給湯設備等の高効率機器への取り替えなどがある。

イ.専有部分であっても工事中の騒音や資材の搬入などで、他の居住者に迷惑をかけたり、時には共用部分を傷つけたりすることもあるため、管理規約や使用細則により、管理組合への届出、専門委員会の承認などが必要となる場合が少なくない。

ウ.共用部分の省エネリフォームとしては、外壁・屋上の断熱材の施工、ガラスやサッシの取り替えなどがある。共用部分のリフォーム工事は、原則、その費用を共同で負担し、管理組合の総会の決議を経て実施することとなる。

エ.窓枠(サッシ)や玄関扉などは、通常の管理規約では専有部分とされ、各戸個人の判断で交換ができる。
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この設問は公式テキストで言うと175〜176頁の項目です。それまでの流れで、「断熱」が省エネ住宅のキーワードとなっているため、窓・壁・天井などがリフォームの箇所としてよく出てくるのです。やはり答えは最後に紹介しましょう。

もちろん課目Ⅲの範囲は新築・リフォームだけでなく、もっと幅がありました。具体的には下記の通りです。


1:家庭のエネルギー消費と日本の住宅について
2:住宅の省エネについて
3:住宅の快適性について
4:住宅の室内環境について
5:「住宅の省エネ基準」について
6:省エネ住宅の「性能値」について
7:住宅トップランナー基準について
8:戸建て住宅で、冬に屋外に逃げ出す熱の経路について
9〜10:木造住宅における断熱について

11:鉄筋コンクリート造住宅における断熱について
12:戸建て住宅の省エネリフォームについて
13:集合住宅の省エネリフォームについて
14:省エネリフォームのポイントについて
15:住宅性能表示制度について
16:住宅省エネラベルについて
17:住宅設備機器(給湯・給水)について
18:省エネ住宅の普及支援制度について
19:省エネ住宅の住まい方について

20〜22:太陽光発電について
23〜24:太陽熱利用機器について
25:地中熱利用ヒートポンプについて
26:「ネット・ゼロ・エネルギーハウス(ZEH)について」
27:検討されている省エネ政策について
28:スマートハウスについて


これも他の2課目と同様に、全28問で100点満点。そして25問目までが公式テキストに載っており、26〜28は載っていません。

各課目の問題26〜28は、答えがはっきりわからないため、自己採点できませんでした。そこを除いた自己採点の結果は以下の通りです。


 課目Ⅰ:52点 / 100点
 課目Ⅱ:67点 / 100点
 課目Ⅲ:75点 / 100点

 計:300点満点中194点

なお、合格点は「3分の2程度」ということですので、これではギリギリアウトです(涙)
自己採点していない9問(各3点)に命運がかかっています…

なお、最初の問題の答えは「エ」でした。

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【問題Ⅲー13】
集合住宅の省エネリフォームに関する以下の文のうち、誤っているものをひとつ選び記号で答えなさい。(配点3点)

ア.専有部分として区分所有者自らの判断によりできる省エネリフォームには、内壁、天井、床への断熱材の設置、内窓の設置、暖冷房・給湯設備等の高効率機器への取り替えなどがある。

イ.専有部分であっても工事中の騒音や資材の搬入などで、他の居住者に迷惑をかけたり、時には共用部分を傷つけたりすることもあるため、管理規約や使用細則により、管理組合への届出、専門委員会の承認などが必要となる場合が少なくない。

ウ.共用部分の省エネリフォームとしては、外壁・屋上の断熱材の施工、ガラスやサッシの取り替えなどがある。共用部分のリフォーム工事は、原則、その費用を共同で負担し、管理組合の総会の決議を経て実施することとなる。

エ.窓枠(サッシ)や玄関扉などは、通常の管理規約では専有部分とされ、各戸個人の判断で交換ができる。
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ざっくり言うと「分譲マンションの場合、どこからどこまでが所有者の意志でリフォームできるか?」という問題でした。窓枠や玄関扉など「それぞれの住居を仕切っている部分」は共用部分にあたり、個人の判断ではリフォーム不可なので、答え(誤っているもの)は「エ」です。

なお、この課目では「断熱」がキーワードになっておりますが、それもそのはず、住宅から熱が逃げ出す経路は下記の順番で大きいからです。

「窓など開口部」→「換気・外壁」→「床」→「屋根」

そのため「窓など開口部」のリフォームが最も効果的なのですが、集合住宅では扉も、窓枠(サッシ)も交換できません。その代わり、「内窓を設置する」などの対策もあります。なお、戸建て住宅の場合、窓を二重窓にする、及び窓枠(サッシ)を樹脂製やプラスチック製のものに交換することにより、大幅な断熱効果があるそうです。(夏は冷房の冷気を室内に閉じ込める効果もある)

リフォームも新築も、まったくもって縁遠い筆者ですが、その他にも知っておいて損の無い知識を沢山仕入れることができました。そのため、今回の「家庭の省エネエキスパート検定」受験は「安い授業料で多くのことを学べた」と言っておきましょう。悔し紛れではありませんよ。本当ですよ。
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diamonds

自己採点したのですね~
私も答えは書いてきたのですが、怖くてできません。
結果が年内にでるということなので、それを待ちます。

公害防止管理者が合格だったのに、これで足をすくわれると痛いです。
ほんと、甘くみすぎたわ・・・・

3月の環境計量士・・・・
かなり必死にならないといけません。
いや、必死になってもおいつかないかも・・・・ 汗

by diamonds (2011-12-18 20:40) 

管理人K(3X歳)

>>diamondsさん
再びコメントありがとうございます。
わたしも自己採点、怖かったですが、もう落ちたものと思ってあきらめることにしました。これで心配はしなくてすみますので(苦笑)

公害防止管理者に、環境計量士ですか。恥ずかしながらそのような資格があることすら知りませんでした。3月の試験、頑張って下さいね。今回のも合格されていることをお祈りしています。


by 管理人K(3X歳) (2011-12-18 22:32) 

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