20年 [日記・雑感]
20年という歳月は、スペイン語圏では決まり文句になっている気がする。
ペネロペ・クルスが映画『ボルベール <帰郷>』で歌う「Volver(ボルベール)」という曲には、「20年など何でもない 人生に吹いた一陣の風のようなもの」(私訳)という下りがある。
また、ドキュメンタリー映画『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』では「20年」そのものの意味である「Veinte Anos(ベインテ・アニョス、本当はnの上に~が乗っかる)」という歌が、キューバの老齢のミュージシャン達によって歌われていた。「もしあなたが、20年前と変わらぬ心で私を愛してくれていたならば」という部分に、ひたすら涙した。
その20年を、今日、自分で感じた。
帰宅の際、電車から降りようとして、ドアが開くのを待っていたら、後ろに立った男が何やら話し始めた。誰に対してでもなく、独り言としか思えなかった。また、ろれつはほとんど回っていなかった。
ホームに降りると、男は早足で横を通りすぎていった。沢山の白髪、やつれた体と顔。40代の半ばくらいだろうかと思った。しかしそうではなかった。その顔には、確かに見覚えがあった。彼と自分は、20年前の春、同じ中学校を卒業したのだった。
ペネロペ・クルスが映画『ボルベール <帰郷>』で歌う「Volver(ボルベール)」という曲には、「20年など何でもない 人生に吹いた一陣の風のようなもの」(私訳)という下りがある。
また、ドキュメンタリー映画『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』では「20年」そのものの意味である「Veinte Anos(ベインテ・アニョス、本当はnの上に~が乗っかる)」という歌が、キューバの老齢のミュージシャン達によって歌われていた。「もしあなたが、20年前と変わらぬ心で私を愛してくれていたならば」という部分に、ひたすら涙した。
その20年を、今日、自分で感じた。
帰宅の際、電車から降りようとして、ドアが開くのを待っていたら、後ろに立った男が何やら話し始めた。誰に対してでもなく、独り言としか思えなかった。また、ろれつはほとんど回っていなかった。
ホームに降りると、男は早足で横を通りすぎていった。沢山の白髪、やつれた体と顔。40代の半ばくらいだろうかと思った。しかしそうではなかった。その顔には、確かに見覚えがあった。彼と自分は、20年前の春、同じ中学校を卒業したのだった。
2011-11-10 22:22
nice!(0)
コメント(2)
トラックバック(0)
結婚前にダーリンから「あと20年早く出会っていたら…」としみじみ言われた時「これから20年を一緒に過ごせるじゃない」と思い彼と暮らすことを決めました。
Buena Vista Social Club,いいですよね。CD持ってますよ~。
by cecileyvr (2011-11-12 04:27)
>>Cecileさん
いい映画ですよね! そして、素晴らしいCDです。わたしは何と、ミュージックDVDを持っています(CDと同じ内容ですが、音がより良いのです)。
ダーリンさんとは、そんなロマンチックな会話が交わされたのですね。20th Anniversaryがとても楽しみですね!
by 管理人K(3X歳) (2011-11-12 20:32)