SSブログ

ちょっと犬鳴山(大阪府)へ [旅行]

111007_1102~01.jpg

天気の良い日曜でした。

111008_1344~01.jpg

前日からさーちゃんに来てもらい、二人で出発です。

本日の目的地は、地元の山、犬鳴山(いぬなきさん)。九州の同名の山が有名らしいですが、筆者の地元では「犬鳴山」と言えばこちらです。温泉宿があることもさることながら、山の名前の起源は、このへんの子供なら必ず一度は聞いたことがあるでしょう。

ある猟師が山に入って狩りをしている最中、連れてきた犬が突然吠えたため、獲物に逃げられてしまいました。猟師は怒り、犬に斬りつけました。しかし犬は斬られながらも、猟師を狙っていた蛇に噛みついて倒し、そして息絶えました。猟師は剃髪して僧になり、愛犬の菩提を弔ったといいます。その話を聞いた宇多天皇が、山の名前を犬鳴山とするよう仰せになったということです。宇多天皇の在位は西暦887年から897年ということですから、1200年以上も前の話ですね。

なお、筆者が子供の頃に聞いた話では、犬は首をはねられ、その首が飛んで蛇を噛み殺したということでした。今の自分の常識で考えてみるとそんなわけは無いのですが、調べてみるとそのバージョンの話もやはりあるようです。

111009_0941~01.jpg

さて、南海本線の「泉佐野」駅まで行って、駅前のバス停から「犬鳴山」行きのバスに乗り、約50分。途中から上り坂になり、どんどん家の数が減っていきます。最後のバス停を降りると、そこはもう山の中。郵便ポストも昔の丸い形です。この時点で既に感動してしまう筆者でした。

111009_0948~02.jpg

川に沿って歩いていくと、入口に着きました。ここで、忘れていたストレッチを始める我々。遅くなってもやらないよりよっぽどマシです。

SH3I0474.JPG

道がだんだんと登りにさしかかる頃、滝がありました。水の音はいいですね〜。

111009_1003~01.jpg

さらに森の中を歩きます。

111009_1002~01.jpg

川に近いところの倒木には、キノコがびっしり! 素晴らしいです。


そう険しくもない、ちゃんと整備された山道を登っていくと、「義犬の墓」にたどり着きました。件の伝説の中で命を落とした猟犬を弔ったものです。そして、ほどなく目的地の「七宝瀧寺(しっぽうりゅうじ)」に到着。こちらは修験道の開祖である役小角(えんのおづぬ)が西暦661年に開山した、由緒正しいお寺で、現在でも修験者が修行を行っています。
(参考:公式HP http://www.inunakisan.com/

たまに響いてくる法螺貝の音を聞きながら、お寺に入り、そして抜けます。すると所謂パワースポットの「行者の滝」に続く道に出ます。写真を撮るべき場所ではありませんので、悪しからず。

バスを降りてからここまでで約1時間の行程でした。お参りをして、引き返す予定でしたが、もっと歩きたいと言うさーちゃん。よしきた! と思う筆者。次なる目標はさらに上、大阪府と和歌山県の県境、五本松です。

(続きます)
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:moblog

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。