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雨水貯水タンクを見て被災地を思う [園芸・DIY]

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今日も暑い暑い一日でしたが、夕方になると雲が出て来て、やっと涼しくなってきました。

梅雨前線が北上しているそうで、和歌山は降水確率50%でしたが、こちら大阪は20~30%でした。そろそろ庭の雨水貯水タンクも空だし、一雨きてほしいのですが。

さーちゃんと会って夕食を一緒に食べている時にその話をすると、さーちゃん家の水の話になりました。ベランダにビニールプールを出して、甥っ子ちゃんと遊んだ後、水を捨てるのが勿体ないという話。我が家なら、樋に流せば下の雨水タンクにある程度(全量ではない)貯まるのですが、かと言ってハイそうですかと設置できるようなものでもありません。雨水タンクは設置スペースの有無もさることながら、何より「家の雨樋の一部を切り取る」という事が可能かどうかにかかっています。

というようなことを話し合っていて思い出したのは、大震災の起こった3月に退職し、翌月に被災地入りした元同僚とのやり取り。東南アジアをバックパッキングして鳴らした強者なので、電気も水道も復旧していない地域に入ってキャンプ生活しながらボランティア活動にいそしんでおりました。Facebookで状況が毎日のようにUPされていたのですが、その中に「水道の復旧は9月予定、この夏をどう乗り越えるかで毎晩、たき火を囲んでボランティア同志で話し合っている」というものがありました。

そこで「東南アジアの家庭にあるような雨水貯水タンクは有用だろうか」と尋ねたところ、あまり好ましくないような返事が返ってきました。雨水は飲料水として使えないから? 設置するにも、家が倒壊していれば屋根がないから? …ではなく、「あなたが持ってる2台をもらえるとしても、ここまでの輸送が困難だし、どこに設置するかの振り分けも困るだろうし、最悪、どこかの倉庫に置きっぱなしになる」というお答えでした。

他にも、ジェイペック若松環境研究所発、インドネシアのNGOが現地で広めた、生ゴミを放り込んでかき混ぜればすごい早さで分解されて堆肥になる「タカクラ・バスケット」もどうかなあ、と思っていたのですが、輸送や振り分け以前に「誰がそれを寄付・調達するのか」と考えると無理があります。

話がそれましたが、雨水タンクについてはまず「被災地に届くか?」「各家庭に十分な数はあるか?」という部分をクリアしないと、「果たして雨水は被災者の生活の役に立つか」という部分は議論の対象にすらならないようです。やはり実際に被災地にいる人と、大阪でぬくぬくと暮らしているわたしではリアリティに激しい差があります…。

本当はもっと別なこと(雨水タンク購入の際に検討した「パッコン」について)を書こうと思っていたのですが、迷走気味なので今日はこれにて。






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