SSブログ

またもやハローワーク:新規就農について [Uターン]

本日は某社の一次面接に行ってきました。三次面接まであるらしいですが、一次面接ですでに手応えはイマイチでした。しかし能力や実績云々より人柄や嗜好についての質問が多く、どうも面接官が何を聞かれていて、どう答えればいいのかイマイチわからなかったです。残念(←我ながらあきらめが早い)

さて、せっかく大阪市内まで出たので、帰りに難波ハローワークに寄っていきました。なぜならここには筆者宅の近くにはない「農業等就職相談コーナー」があるからです。

話はちょっと前に戻って、一週間ほど前。職業訓練のことも考え始めた筆者はあるチラシに目を引きつけられたのでした。

100806_2141~01.jpg

「農業の基礎から実践レベルまで、実習を通じて学習!」

これは奈良県で行われる6ヶ月間の訓練で、ハローワークの推薦なら受講料無料、プラス生活費が月10万円支給されるというもの。しかし、無事訓練終了したあとはどうなるか。そこを掘り下げるための訪問でした。

求人応募の受付とうって変わって、農業専用の受付はガラガラ。席についてみて、意味のなかった整理券とハローワークカードを見せ、対談開始。
(※なかなか口の重い相談員氏の発言を引き出すために筆者が投げたいくつもの台詞は省略してお届けします)

◆将来の展望について(相談員の方からの最初の発言)

相「将来、農業をして生計を立てるということについて、具体的なプランはおありですか」
K「まだ計画段階ですが、自営農を始める前にどこかでサラリーマンとして就農し、ノウハウを得たいと思っております」

相「サラリーマンとして農業をする場合、農業法人に就職するパターンと、個人農家で就業するパターンがありますが、農業法人に就職しても収入は少ないですよ。…あなたの場合、前職の半分程度になってしまいますが。
K「ええ、農業より他業種のほうが給料はいい、ということについては理解しています」

相「農地が確保できるという、そうですね、当てのようなものはありますか」
K「はい、一応は」

…最初から「最終形態」に関するイメージについて具体的に尋ねられ、少し驚きましたが、その後のやり取りを聞いて納得しました。


◆現在の雇用環境について(筆者の質問)

K「労働訓練を修了した場合、農業法人その他への就職は、どれくらいの倍率でしょうか」
相「具体的な数字が出ているわけではありませんが、訓練修了生の場合はかなり高めです」

K「農業法人の雇用状況も不景気の影響を受けていますか?」
相「いえ、反対に、他業種で職を失った方が流入しています」

K「ということは、雇用環境が厳しくなっていると」
相「ところが、そうではありません。厳しく低賃金のため、当座の生活のために仕方なくするような人は、農業法人も自営農家も雇用したがりません。そのような方は続かないですから。やはり自分の手でものを育てることに喜びを感じる人、そうですね、農業訓練を修了している人などはそうでしょうが、何よりも農業が好きで、やりたいと熱意を持っている人が採用されやすい傾向にあります」


…なかなか実の…いや身のある話を聞かせてもらいました。このあたりになると、相談員氏も最初から比べるとスピーチにかなり熱が入っているように見受けられました。最初は、その場しのぎで農業に就く人が多くなってきたから警戒していて、将来の具体的なプランを尋ねられたのでしょう。

その後は具体的な求人情報について、ファイルを見てから帰ることにして、御礼を言って席を立ちました。


◆ハローワークに出ている農業・畜産部門での求人の概要(近畿)

ファイルの最初のページにあったのが「動物の検査」の求人。畜産業ですな。ページをめくっていくと、「動物」というキーワードが目立ちます。お給料もそれほど悪くなく、月収20万円を超えるものも複数あります。

それに反して作物(軟弱野菜という言葉があることは初めて知りましたが)の栽培業は、やはり低賃金。月収15万円が相場で、低くなると11万円なんてのも。それに加えて就業時間も農業的で、朝6時スタート、昼に4時間の休憩をはさんで、夕方6時終了で8時間勤務とか。やっぱり農業は大変です。でも、その大変さが具体的にわかって良かったと思いました。

農業訓練は保留にします。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:求人・転職

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。