上野動物園へ [東京]
今日の夕方の新幹線に乗るまではのんびりしていたいという叔父を家に置いて、いざ上野動物園へ。動物好きの筆者でありますが、東京に出て来て多摩動物公園に行ったにもかかわらず上野動物園に行っていなかったのです。なぜなら、それはひとえに飯森広一『ぼくの動物園日記』のため。
『ぼくの動物園日記』は「東武動物公園のカバ園長」として知られる故・西山登志雄さんが若い頃、上野動物園で飼育係として働いていたころのエピソードを漫画化したものです。小学生の時、コミックスを父に買ってきてもらって読みふけっていたわたしでした。親を亡くしたサルの赤ちゃんが人の手からミルクを飲まずに困っていたところ、毛皮にくるんでやってみると飲んでくれた(毛皮を小さな手でギュッとにぎって)とか、檻の中のゴリラがストレスのため自分の毛をむしり始めるとか、色々興味深いエピソードが満載で面白かったのですが、最後のあたりが怖いのです。第9巻か第10巻(*最終巻)で、溺愛していたカバが死んでしまった後、主人公は取り憑かれたようになって剥製室に入り浸るようになってしまうのでした。あまりにも怖かったので最後まで読めなかった筆者でした。その後コミックスはどこかへ行ってしまい、結局、主人公がどうやって立ち直ったのかは謎のままです。
(*ちなみに今Amazonで検索すると出てくるのは6巻まで。新装版のようです)
そんな妙な思い出のある上野動物園に、東京生活もあとわずかに迫った今日この頃、今日はエイヤっと決意して行ってみました。すると・・・
↑ゴリラの昼ご飯(屋根の上に人、下にゴリラ)
↑手をのばせば届きそうなペンギンゾーン
筆者が『ぼくの動物園日記』でイメージしていたみたいに檻だらけではなく、動物が出来るだけのびのびできるようかなりオープンなつくりになっておりました。檻でも天井がなく、ネットが張ってあるだけとか。
また、冬だからか意外と空いていたのもいいところ。気づくと3時間が経過しておりました。今回デジカメを忘れてしまったのですが、リベンジするしか。それにしてもこんないい動物園だと知っていれば、年間パス(2400円=4回入場すると元が取れる)買っといたのになあ。残念。
(追記)
この記事を書いた直後、巡り合わせがよかったのか、従来の最終巻(10巻)の電子コミック版を無料でダウンロードできました。Amazonの古書はプレミア付き価格だったのでどうしようかと悩んでましたが、良かった良かった。ところで最終話が例の剝製室のエピソードになっています・・・
いいでしょ? 和みますよね~。
しばらく行ってないので、行きたくなりました。
むかーし、平日に休みが取れたので、ペンギン池の前でしばらくボケーっとしてたことがあります。
ちなみに私の小学校1年生初遠足の目的地でした。
by Reika (2010-01-18 21:52)
>>Reikaさん
いいですわ〜。
かなり歩けましたしね。個人的には不忍池以上の散歩コースでした(笑)
わたしも多摩動物公園は平日に行きましたが、人が少なくて最高でしたね〜。ゾウ舎の中でしばしゾウと一対一で過ごしたり。
ここに遠足とは、さすがは東京っ子!
大阪っ子(南部)なら「みさき公園」です。
http://www.nankai.co.jp/misaki/
by 管理人K(3X歳) (2010-01-18 23:52)