妻と朝ド

前回の定期健診で、体重が急に増えたので注意するよう言われたので、色々考えた。
例えば、仕事中に気晴らしがてら、甘いものをよく食べていたが、それを止め、朝からドーナツを食べることにした。

朝、甘いものを食べるのはイタリアやスペイン、フランスなど、ラテン文化圏では普通のことである。
昔、イタリアの友人宅に泊めてもらった時は、毎朝ボウルいっぱいのカフェラテに、ビスケットを浸して食べた。ある朝などは、ケーキをカフェラテに浮かべて食べた。あれは最初ちょっと引いたが、食べてみると美味しかった。
それはともかく、朝ドーナツを食べても通勤で消化するだろうし、家でじっくり味わって食べることにより、勤務中にはおやつが要らなくなるはずだと思っている。
そうして今日も絶好調で仕事を終えた。朝ド、最高だ…と思いつつ、いつも通りさーちゃんに仕事終わりの電話をかけた。

「今終わったから帰るね。何か要るものある？」
「明日の朝食べるものくらいかな」

自分としてはまたドーナツだが、連日続けるとアレかもしれないので妻に尋ねた。

「じゃあ、何がいいかな」
「ドーナツか、ドーナツがいい」

朝ド問題なし。さすがは我が妻である。