新今宮、南海そば、黄麺

昨日実家に行く途中、南海新今宮駅でそば屋に入った。

昔からこの駅を通る時は、「戎そば」という立ち食いそば屋で、父とふたりできつねうどんを食べたものだ。子供の目には、油揚げがすさまじく巨大に見え、毎回楽しい気分になった。それが店じまいした後、戎そばとは違う場所に「南海そば」ができている。中には椅子があり、立ち食いでもなくなった。

さて券売機の前に立つと「そばは黄そばに変更できます」と書いてある。
黄麺の駅そばといえば、普通なら姫路の「まねき」なんだろうが、筆者にとっては高校の食堂のそばだ。筆者の高校の食堂では、「そば」はうどんつゆに黄麺の入ったものであった。同級生は色々言っていたが、他では食べられない味で好きだった。



いざ、季節のかやくご飯＋「黄そば」の定食を頼む。
懐かしの戎そば、懐かしの学食。ダブルノスタルジーに浸る時だ。

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普通のそばにすれば、良かった。
どんなに店内がきれいになって、椅子が付いて、材料が良くなったとしても、思い出の味は超えられない。他の駅で食べれば普通に美味しいと思うのかもしれないが。次回行く機会があれば「これは別物別物別物」と念じながら食べようと思う。