親の顔が… [日記・雑感]
先日の出来事。
前の席に、20代前半くらいの若者が座っていた。
細身で、おしゃれではないが、小ぎれいな身なり。膝の上にはカバン、そのまた上にはスマートフォン。左手の先がちょこちょこと動き、目はその画面に釘付けになっている。そして、右手にはパンが握られていた。
真っ白な、食パンを2枚重ねて、耳を切り落としたもの。パンの間にはなにかが挟まれているらしく、ぷくりとふくれている。パンは若者の口元に運ばれ、わずかな量を噛みちぎられ、また元の場所に戻る。スマートフォンの操作に没頭しているにもかかわらず、せわしなさを感じさせない食べっぷりだった。意外と、ちゃんと味わって食べているのかもしれない。
そして、またひと噛み。また、わずかな量のパンが若者の口の中に消え、残りのパンは静かに元の場所に戻る。たった一つのサンドイッチなのに、なかなかなくならない。ちゃんと、よく噛んで食べているようだ。
それにしてもゆっくりである。
一駅、ふた駅、駅を5つほど過ぎたところでようやく食べ終わった。
「電車の中でものを食べる時は、ゆっくりよく噛んで、味わって食べなさい」と教わって育ったのだろうか。
親御さんの顔がちょっと思い浮かばない。
前の席に、20代前半くらいの若者が座っていた。
細身で、おしゃれではないが、小ぎれいな身なり。膝の上にはカバン、そのまた上にはスマートフォン。左手の先がちょこちょこと動き、目はその画面に釘付けになっている。そして、右手にはパンが握られていた。
真っ白な、食パンを2枚重ねて、耳を切り落としたもの。パンの間にはなにかが挟まれているらしく、ぷくりとふくれている。パンは若者の口元に運ばれ、わずかな量を噛みちぎられ、また元の場所に戻る。スマートフォンの操作に没頭しているにもかかわらず、せわしなさを感じさせない食べっぷりだった。意外と、ちゃんと味わって食べているのかもしれない。
そして、またひと噛み。また、わずかな量のパンが若者の口の中に消え、残りのパンは静かに元の場所に戻る。たった一つのサンドイッチなのに、なかなかなくならない。ちゃんと、よく噛んで食べているようだ。
それにしてもゆっくりである。
一駅、ふた駅、駅を5つほど過ぎたところでようやく食べ終わった。
「電車の中でものを食べる時は、ゆっくりよく噛んで、味わって食べなさい」と教わって育ったのだろうか。
親御さんの顔がちょっと思い浮かばない。
2012-01-25 22:10
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