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変な夢を見た ×2 [日記・雑感]

夜中、どこかの大学の構内を歩いていた。
飯田橋でチャリティコンサートに行った帰り道だったと思う。

ふと、得体の知れないものが背中にくっついていることに気付いた。
ほとんど見えないが、確かに居る。
そして、他の人には見えない。

何とかしたいのだが、どこをどうやれば助かるのかわからない。
慌てて早足で歩くが、このまま家に帰ると、この得体の知れないものまで家に入ってしまう。
そう思うと、汗が吹き出てきた。
しかし足は止まらない。

ふと、声をかけられた。
先日東京で結婚式を挙げた、建築家の友人だった。
何やら言って、何やらすると、得体の知れないものが、ぽろりと取れて、消えていった。

「ありがとう、助かった」
「いいっていいって」

建築家の友人は、簡単にそれだけ言うと、夜の構内に消えて行った。
建築だけでなく色々な事に詳しい男だが、あんなこともできるとは。

そこで目が覚めた。
そう言えば、まだ結婚祝いを贈っていなかった。


* * *


高校の同窓会に行った。

卒業から十何年も経つと、さすがに人数も少ない。
しかし見知った顔がちらほらといて、話も普通に続く。
いいことだ。

ふと、後ろ向きで立っている女性に気づいた。
うちは男子校だったのだが。
そう思うと、女性が振り向いた。
女性になってはいるが、同級生のひとりだった。
嬉しそうに笑っているので、良かったなあと言いたかったが、すぐ元の方向に向き直ってしまった。

また別な方向を見ると、また女性が後ろ向きに立っていた。
そう言えば隣のクラスには、卒業したらいずれ性転換すると公言していた男がいた。
きっとうまくいったのだろう。
そう思うと、女性が振り向いた。
意外にやつれて、厳しい顔をしていた。
不幸になってしまったのか。

突然、みんないなくなった。
何だか、まずい事をしたため置いて行かれた気がした。
ふと会場の床を見ると、田んぼになっていて、稲が植えてあって、水がなくなりつつあった。
消えた同級生たちのことは構わず、近くにあったバケツの水を田んぼに入れた。
こんなものでは全然足りない。もっと水が欲しい。
そう思うと、雨がぽつぽつと降り出した。

そこで目が覚めた。
部屋が蒸れて暑く、喉がカラカラに乾いていた。

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