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ひょうたん収穫! [園芸・DIY]

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夏草や つわものどもが 夢の跡

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…と思わず口にしてしまうような、茶色く枯れた千成ひょうたん。

夏の間は元気いっぱいで、木や屋根やエコキュートに登って青々とした葉を茂らせまくっていましたが、風が秋めいてくると葉がたちまち枯れ始めました。ついに株の寿命が尽きたようです。

なにぶん初めてなので、もう収穫していいのかわかりませんでしたが、他の愛瓢家たちのブログを読んでいると、もう収穫されている方がおりました。そして、今は台風12号が近畿地方に接近中です。これはもう、嵐の前に収穫するしか!

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屋根の上で育ったひょうたん達。どうしても届かない位置に沢山ありましたが、ツルを引っ張ると芋づる式に…いや、ひょうたんづる式に取れました。すなわち、コロコロ転がってきて楽に、面白く収穫できたのです。

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こちらはザクロの木に登ったひょうたん達。

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屋根の上で育ったものに比べ、数は少ないものの形がとても良いです。ぶら下がるのが良いのでしょう。「懸垂して鍛えてる?」と、さーちゃん。うまいこと言う(笑)

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取りも取ったり、17個。よくもまあこんなに出来たものです。


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ものすごい量に一抹の不安を覚えつつも、作業開始です。まずは、穴あけから。


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まず包丁でヘタを切り取ります。まずは練習がてら、傷のあるものを選びました。

えい! …って、か、硬い! カボチャなんかよりよっぽど硬いかも… 

それに、ひょうたんは食べられないので、包丁はやめましょう。2個目からは工作用の小型ノコギリで、遥かに楽に切る事ができました。


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ヘタを切ったあと、キリで穴をあけます。


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そして、キリの穴からプラスドライバーを突き入れ、中の果肉を砕きます。おお、これは楽しい…そして、何かなつかしい。人類最古の栽培植物の一つと言われていますから、人類のDNAには「ひょうたんの加工に関する本能」が宿っているのでは。


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ぐじゅっという音とともに、果汁があふれてきます。美味しそうですが、食べると食中毒を起こすそうですから味見はナシです。


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3個終わったところで、クーラーボックスに水を張り、ひょうたんを浸けました。手で水中に押し込んでやると、先程あけた穴から水が入り、代わりに気泡が出てきました。そして細長い種も。こうやって、太古の人類もひょうたんの種を集めていたのでしょうか。


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調子良くやっていましたが、10個目くらいで初の失敗。キリで突いた時に本体にヒビが入り、ドライバーを突き入れるとさらにヒビが大きくなってしまいました。どうやら成熟して硬くなりきっていない、いわゆる青びょうたんというやつです。成熟したひょうたんの実は白っぽいのです。


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この左手のひょうたんは、金網の上で寝そべって育ってしまったため、網の跡が沢山残ってしまっています。形は良いのに、残念です。でもとりあえず加工。


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形と大きさ、ベスト4の面々です。一番右が前述の金網ひょうたん、真ん中2つはザクロの木にぶら下がっていたもの、そして、最もプロポーションの良い一番左は、なんとエコキュートの上に座って育っていたものです。エコキュートの上で育てれば全て美形に育つとは、とても思えませんが…


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次々とひょうたんの中に水を入れます。


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ようやく全部、水が入りました。水と果汁が混ざったためか、手が若干ベトついてきました。ちょっと洗っときましょう。


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仕上げ一歩前。庭の、堆肥を作っている場所の土を、水に混ぜます。これで菌が繁殖し、ひょうたんの中味を腐らせやすくするのです。


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最後に重しをして、全てのひょうたんが水に漬かるようにして、蓋を閉めました。3週間後、ふたを開ける予定です。楽しみです!
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