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地震発生から一ヶ月

早かったのか、遅かったのか。
大地震発生から今日で丁度一ヶ月経ちました。

「東日本大震災」と名称変更され、不明者はいまだ一万人超。福島原発はいまだ不安定な状況で、関東や東北ではいまだに大きな余震が相次いでいます。「いまだ」があまりにも多く、とても一ヶ月経過とは思えません。

筆者は阪神淡路大震災の時、大阪府に住む高校生でした。特に積極的な支援活動をすることもなく、ニュース等を見聞きするだけだったのですが、今回の東日本大震災は阪神を遥かに上回る被害で、昨日の新聞の写真など見ても全く一ヶ月経過とは思えない状態でした。

色々と書きたい事はありますが、筆者が震災後、神戸に行ったのは実に震災から1年後。ここは、実際に震災ボランティアとして参加された方の回想記(ブログ)を紹介いたします。

Z会ブログ 教育×マーケティングの人、Z会寺西隆行の「和顔愛語 先意承問」
著者:寺西隆行さん(Z会教材編集部 理科課課長)
「被災地支援で大切な姿勢~かつてのボランティア経験より~(前)
・「被災地支援で大切な姿勢~かつてのボランティア経験より~(後)」 


わたしの言いたいこと全てと、かなりの+αの情報がこちらに掲載されていますが、あえて強調させていただきたいのは「神戸は震災発生後一ヶ月で、ようやくボランティアが活躍できる状態になった」ということです。

そして、現在の東北は、まだその状態にすら遠いのではないかと思っております。上記で紹介させていただいたブログエントリーでは、必要でもない物資を現地に送って捨てるのに困ったり、現地に押し掛けるだけで実際に役に立たない「自分探しボランティア」の人々がクローズアップされておりますが、そのような事になるのは極力避けたいものです。

わたしは、収入源ができたこともあり、募金を続けています。また、前職の会社の同僚のひとりは、現地に行かずにできる電話やメールの通訳ボランティアに応募したとのこと。探してみれば、いろいろあるのです。

最後に、上記のブログエントリーから筆者が一番共感した部分を引用し、締めくくらせていただきます。

「「何かしよう」という気持ちが、本当に自己満足ではないのか、よくよく考えるべきです。」
(前編より)
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コメント 8

Z会 寺西

記事をとりあげてくださってどうもありがとうございました。

今回の震災では、総体としての「ボランティア」は、阪神淡路大震災の頃より随分機能していると感じています(主観ですけど)。
義援金という形での助け。
ボランティアセンターを通じての体系立ったボランティア派遣など、少なくとも「迷惑をかける」ような活動は目立ってないような気がします。
ネットを使い、「助けあいジャパン」
http://tasukeaijapan.jp/
の試みも行われていますし。

あの頃とは違い、サラリーマンとなった自分は、あのときと違う形で協力することを、いまだ模索中です。
会社で管理職となった身では、会社を守るのも大切なことですしね。。。

そういう葛藤の中で、ブログなどでこれまでの経験を伝えていければ…と思っています。
by Z会 寺西 (2011-04-12 22:47) 

管理人K(3X歳)

>>Z会 寺西様
こちらこそ、コメントありがとうございます。
ご本人様からコメントいただけるとは思っておりませんでした。
m(_ _)m

今回の震災に際しては、実際に「助けにならない行動」を見聞きしたのは2度くらいです。しかしこの時期、就職出来なかったり、内定を取り消しされた新卒の方や、また、就職しても仕事が自分のイメージと合わずいわゆる五月病になる人などが、「自分探しボランティア」に化けないかと心配しております。

寺西様は、神戸でのご経験を、現在の立場からブログで発信する事により、素晴らしい貢献をされていると思います。わたしが寺西様の記事を拝見する機会に恵まれたのも、「Z会」あっての事でした。
どうかこれからも、その貴重なご経験を多くの人々に伝え続けていただきたく思います。
by 管理人K(3X歳) (2011-04-13 22:12) 

cecileyvr

遠く離れた場所でできることと言えば募金活動。バンクーバーではBrenz Coffee, London Drugs等でも募金箱が設置されています。小さな思いも集まれば大きな愛となることを祈って。

被災地で医師として救援活動を続けられている桑山紀彦医師のブログを紹介します。
http://blog.e-stageone.org/
by cecileyvr (2011-04-14 11:25) 

管理人K(3X歳)

>>Cecileさん
コメント、及びリンクをありがとうございます。
バンクーバーはやはり、温かい街ですね。
日系人の多いバンクーバーですから、これが一過性の募金ブームとして終わらないことを願っております。
by 管理人K(3X歳) (2011-04-14 22:22) 

Wakana

こんばんは~

私も神戸の震災のときはボランティアとして現地入りした経験があります。
Z会寺西さんのブログも拝見して、頷くところがたくさんありました。

ちなみに、私が神戸入りして一番衝撃だったことは・・・
「神戸は今、日本全国からのゴミが集まるゴミ溜めになっている」
という現地NPOの人の言葉でした。憂鬱な思いで支援物資の仕分け作業をしました。
寺西さんのブログにも同様のことが書いてありましたね。

今回の東北被災地でのボランティア活動は、早くから規制の声が挙がっていたため、ボランティアによる二次被害的なことは、最小限に抑えられていると認識しています。
神戸のときの教訓が生きているんですね。

むしろ、ボランティアの手は、これから長期間に渡りどんどん必要になってきますから、個人的には、そろそろ牽制は止めた方がいいのではと思っているくらいです。

私も実は、東北地方へのボランティア参加を検討中。
ちょっと私自身の周辺が色々ごたごたしていて、実現がいつになるかは不明なのですが・・・
進展があったらお知らせしますね~~~。
by Wakana (2011-04-14 23:08) 

管理人K(3X歳)

>>Wakanaさん
おお、そうでしたか、神戸に!
やはりゴミの仕分けというお仕事があったのですね…しかも世界中から…すべて元々は親切心だったのでしょうが、せつないですね。

Wakanaさんなら東北でのボランティアも安心ですが、わたくし、他の人々にはかなり懐疑的です。特に20代前半で、社会経験のない人々。2度にわたるワーホリ中、色々と情けないことをしてがっかりさせてくれたのは、往々にしてそれくらいの人々でした。

わたしが思うに、現在の被災地の写真を見て、「ここで自分が○○をして役に立ちたい」という明確なビジョンが結べる人は行くべきで、「何ができるかわからないが、とりあえず何でもやります」という曖昧な人は行くべきではないと思っております。…ってなんか転職の面接みたいですね(汗)
by 管理人K(3X歳) (2011-04-15 22:21) 

Wakana


東京都から宮城県の被災地へボランティア派遣されることが決まりました。
明日の早朝出発して、一週間ほど宮城県内に滞在します。

活動内容は、現地に到着してからボランティアセンターで仕事を請けることになるので、今のところ全く分かりません。
恐らく、ガレキ撤去、津波被害の家屋の掃除、ヘドロ除去、等々とタフな作業をすることになると思います。さて、私なんかに務まるのでしょうか?

ボランティア活動に関しては色々な意見がありますね!
私は年齢・社会経験有無は問題ではないと思っていますよ。

ともかく、明日から行ってきます! また諸々報告しますね~
by Wakana (2011-04-23 00:40) 

管理人K(3X歳)

>>Wakanaさん
おお、早かったですね。

こちらで色々書きましたが、気にしないで下さいね。所詮は現地入りした事のない者ですので。それでは、Wakanaさんの被災地からの報告を楽しみにしています。

くれぐれもお気をつけて下さいね!
by 管理人K(3X歳) (2011-04-24 20:34) 

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