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2010夏ハイク(2)保久良神社〜東おたふく山〜六甲山最高峰 [旅行]

2010年7月24日(日) パート2
イノシシとウリ坊、及びご老体たちをじっくり観察して、さーちゃんに追いつくべく歩を進める筆者でした。この阪急岡本駅〜神社〜風吹岩までは前に来たことがあるので割愛させていただきます。
(参考→2010/4/25「三たび風吹岩へ」

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今回は風吹岩から「魚屋道」(ととやみち)へ進みます。六甲山の奥へ。しばらく行くと、水が流れているのですが、「汚染されているので飲むな。10分歩いたら水道あり」などと書かれた看板が。こんな山の中で「汚染」とは?


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GFから事前に聞いてはいたものの、山道が突然、舗装された道路によってぶった切られているので、かなりびっくりします。実はゴルフ場用の道路なのでした。するとさっきの注意書きは、ここからの汚水ということでしょうか。

とりあえず「なんだ、ここまで車で来れるのか」とか思わないように、何事もなかったかのように進みます。

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隔離されたかのような山道の続きの入口。ゲートとバリケードは、野生動物がゴルフ場方面に来ないようにということでしょうか。少し入るとさっきの注意書きの通り水場がありましたが、「断水の可能性もあります」と書かれていました。山の上だから、水が限りある貴重な資源なのは当たり前ですね。

筆者は備え付けのプラスチックのカップに一杯だけ水を汲み、少量手にすくって顔を洗い、残りを二回に分けてうがいに使いました。そして少し休んでいると、後ろから若いカップルがやってきました。何度か見てますが、けっこうな量の荷物をかついでいます。なかなかの山好きとみましたが…

「お、水だ水だ」

じ ゃ あ あ ー


あろうことか蛇口を解放して水を出しっぱなしにしてうがいその他を行う若者達。装備が立派な分、見ていてかなりつらいものがありました。若いだけあって水の使い方もゆとりいっぱいですね(涙)

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さーちゃんに促され、多種多様なキノコを見ながら登っていると、そんなささくれた心もやわらいできました。写真にはとてもおさめきれませんが、チョコレートのようなもの、パンのようなもの、はたまたエリンギや椎茸のようなものなどあり、これは食べてしまう人がいるのも仕方ないかも。

そしてついに「東おたふく山」(標高697メートル)の4等三角点を踏む我々。

筆者「なんだ4等かあ」
さー「4等だって三角点なのよ。測量官の人たちが測ったんだから」
筆者「そうだね、じゃあ柴崎さんに感謝の念をはらいつつ踏むよ」

…などと『剣岳 点の記』を彷彿とさせる会話を交わす我々でした(←どこがだ)

DSCF0883.jpg

さらに少し行ったところでイノシシ君(♂)とすれ違いました。実はモンキチョウばっかり見てて、前からイノシシ君が来るのに気付かなかった筆者。でも普通に何事も無く去って行きました。下で見たイノシシ達みたいに餌付けされてたら、こっちに寄ってきていたかも。そんな事が頻繁にあったら登山どころではありません。やはり山の動物は野生のままが一番です。

DSCF0884.jpg

この先は「蛇谷北山」、といってもヘビタニキタという山があるのではなく(当たり前だ)「蛇谷」、そして「北山」という地名です。

ここの先に分岐があって、真っすぐ行っても、左に曲がっても「石宝殿・六甲最高峰」に向かうらしいのですが、ここでひと思案。前に来たことのあるさーちゃん曰く、左ルートの「トビワリ」は勾配がきついらしいです。…だからというわけではありませんが、筆者がもう一つの、まっすぐ行く方のルートを指示。その結果は…

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なかなか大変な山道でしたが、見晴らしは良好でした。「登った者だけが見れるのよ」とさーちゃん。まさにその通り、自力で登る者の特権です。

山道をしばらく行くと幹線道路に出てしまって面食らいましたが、しばらく道に沿って歩くと、山頂にほど近い売店「一軒茶屋」に到着しました。さーちゃん曰く、分岐で「土樋割(トビワリ)」に行けば直接この茶屋に着いたのだとか。

ここで茶屋内にいったん入りましたが、アイスコーヒー450円を素直に注文する気にもなれず、ふたりとも外の自販機でドリンク補給することに。

DSCF0890.jpg

ドリンクを飲む前に初披露、筆者が習得した新テクニック「どんな短い休憩でも裸足になって休む」の法です。

これは板垣恵介という人気漫画家がかつて自衛隊員だった時に習ったということで、本人の漫画に描かれていました(『バキ総集編 戦場の詩』所収「200000歩2夜3日」)。なんでも山中行軍訓練中の休憩時間は一回につきわずか5分間、にもかかわらず先輩自衛隊員たちは最初の1分をブーツを脱ぐのに使い、3分休み、最後の1分でまたブーツを履いていたそうで。それをしなかった板垣氏は足が重々&痛々になったということです。

筆者も実際にやってみるのは初めてでしたが、これは効果的ですよ〜。足がなかなか楽になりました。

この一軒茶屋、周囲に普通の値段の自販機あり、ゴミ箱あり、トイレありといたれりつくせりで、だいぶ落ち着きました。そしていよいよすぐ上にある山頂へ。筆者には初めての六甲山最高峰です。

DSCF0897.jpg
(続きます)


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