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2010年夏ハイク(1)阪急岡本〜保久良神社〜イノシシたち [旅行]

2010年7月24日(日)
兵庫県神戸市 保久良神社

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この前日、某大学の面接を受けたその日の夕方に不合格の通知をもらった失意の筆者だったが、特にくよくよしたりはせず、さーちゃん(婚約者)とのハイキングに出発した。

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まずは風吹岩まで登ろうとするが、「ぶきー!」という大きな鳴き声がするので気を取られる筆者。さーちゃんが「後で追いついてくれればいい」というので一人で様子を見に行ったら、ウリ坊を引き連れた母イノシシ2頭の争う声であった。(動画→昨日の日付の記事

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遊ぶウリ坊達を母イノシシが吹っ飛ばしたり(昨日の動画参照)するのがちょっとかわいそうに思ったが、それが自然なのだから仕方ない。それより気になったのはそこに陣取っていた中高年たち。ベンチに座って朝食か間食かを食べているのだが、「イノシシにえさを与えないで下さい」「一度えさをもらうと、人間の荷物を狙うようになり危険です」などの注意が描かれた看板は完全無視。嬉しそうに食べ物をばらまいていた。そのせいで、母イノシシ達がいい場所を取ろうとして争っているわけなのだ。

さらに食べ物の投げ方がふるっていた。動画の右側にちらっと映っているご老人は、両掌でゆで卵をほぐしてバラバラにした。そして、ウリ坊たちの体めがけて上手投げで投げつけた。びっくりするウリ坊たち。そりゃ驚くわ。そのあと食べていたが。

なお動画には収録されていないが、彼の同行者たちは「大人のイノシシしか食べたことがないがウリ坊はどんな味がするだろうか」「どう料理すれば美味しいだろうか」という話題でひとしきり盛り上がっていた。野生動物に対するものの考え方が筆者やさーちゃんとは完全に違っている。まあ、あの年代の人々は戦争経験者だから、動物に関して極端に異なる価値観を持っていてもおかしくないだろう。なにせ動物愛護どころか、人間同士が当たり前のように殺し合っていた時代を生き抜いていているのだ。

しかし砕いたゆで卵をぶつけて喜んでいる姿を見ると、ジェネレーションギャップというより「単に幼児退行しているのではないだろうか」と思ってしまう筆者であった。イノシシが人間にとって危険な生き物になりかねないことは知らないはずはないと思うが…

初めて野生のウリ坊を見ることができたのは嬉しかったが、人間にがっかりした筆者であった。さーちゃんは前にウリ坊を見たことがあるし、大の動物好きなので、先に行ってくれていて良かった、と思った。
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