SSブログ

六本木アート・トライアングル [東京]

金曜。しかし出社なし。有休消化一日目であります。さっそくですが、ニュージーランドから友人のナオミが来てるので会いに行きました。

簡単に説明するとナオミは筆者がニュージー留学時代に会った人で、日系アメリカ人です。ただし、人生の大半はニュージーランドに定住していて、イタリア人と婚約しています。ってああ、なんて簡単じゃないんだ・・・(→前回会ったときの記事)。3年くらい前にウェリントンからオークランドに引っ越し、今はマヌカウ市の市役所で働いているとか。今回はお母さんの友人夫妻のおうちに泊めてもらっており、朝から築地観光に繰り出していたそうな。よし早めに行って築地観光に参加だ! と思ったが間に合わなかった筆者でありました。また改めてひとりで来よう。

「Kサン、おひさしぶり〜」
「おお〜、もう日本で会うのこれで3回目じゃん」

いつものごとく、日本語と英語を織り交ぜて会話する我々。なんか、このまま行くと2、3年後にはニュージーランドで会った回数より日本で会った回数の方が多くなりそうな感じです。ニュージーでたぶん5回くらいしか会ってないので。それにしても、今回は今働いているマヌカウ市の姉妹都市までお偉いさんを案内する、という仕事があるためか、婚約者のデヴィッドが来てませんね。

「デヴィッドね、入院してて今日手術なのよ」

ええー!? あの元気に満ち満ちたデヴィッドが・・・一体何事かと、道々話を聞いていると、病気でも事故でもなく自然災害だということが判明しました。一年ほど前に、とある場所で岩場を2人で歩いていたら、足元の岩が崩れ始めたのだという話。ナオミをとっさに押しのけたのは良かったものの、本人は転落して片足を複雑骨折、また、片方の手首も骨折。足の方は一年にわたる治療とリハビリの末なんとか治り、そして今日は手首の骨を固定していたワイヤーを取り出すのだとか。それで一緒に来なかったんですね・・・

ちなみにナオミの方は、もう峠は越えたので大丈夫とか言いつつも、やはり定期的に携帯でメールをチェックしておりました。わたしの頃はダメだったのですが、最近のニュージーの携帯電話は日本でも使えるんですね。おかげで、最後には「手術終わって帰宅したよ」というメールを受け取って安堵のため息をついていたナオミでした。

100212_2111_01.jpg

さて、出会った頃はアートギャラリーで働いていたナオミですが、今は転職を重ねて、なんとマヌカウ市が創立する「コミュニティ・アートセンター」の立ち上げ責任者だとか。2009年10月に始まったばかりで、「コミュニティの誰もがアートに気軽に触れる機会を作る」ことが目的だそうな。さすがは平等社会を目指すニュージーランド、芸術を一般の人々に普及させるためというわけですか。

そんなわけで「出来るだけ多くの美術館を巡りたい」という命を受け、築地から近い「六本木アート・トライアングル」を目指しました。これは森美術館(ヒルズ)、サントリー美術館(ミッドタウン)、国立新美術館の近接する3つの施設のこと。まずは森美術館の『医学と芸術展』から。


・・・ってこれは微妙かも・・・・・・

100212_2111_02.jpg

脳とか骨格とか内蔵とか、模型とか絵とかで色々色々ありました。上記の葉書になってるディスプレイとか、あと、最後のあたりには「死の少し前の表情」と「死後の表情」を二枚一セットにしたポートレートがあったり。生前の表情に見られる揺らぎのような表情が、亡くなるときれいに消えてしまっているという・・・2人でけっこう見てましたね。

↑上記の葉書を購入したあとは、森美術館の入場券で入れる「東京シティビュー」へ。こちら、360度パノラマの展望台だそうです。

3520337

お〜

3520336

ここ良い!
カフェやバーも中にあって、とっ・・・ても壮快です。しばらく休んで次に行きましょう。
10分ほど歩いて東京ミッドタウンへ。

こちらはサントリー美術館。今やっている「おもてなしの美」展は、純和風な展示です。屏風、重箱やとっくり、盃などの実用品など。撮影ダメ、カメラ持ち込みダメと厳しい感じですが、その分、いいもの揃ってます。

100212_2112_01.jpg

お土産は「放屁合戦絵巻」(室町時代)の葉書。エリンギにでも出すとしましょう。

さて、もう4時前でしたが一日三軒の偉業を達成するため急いで新美術館方面へ。

100212_2113_01.jpg

さて、5分ほど歩いて着いて、まず驚かされたのはその外観。なんだこりゃあ・・・でかいっ!
そして入ろうとすると、入館自体は無料、一部の展示のみ有料、かつ、今日はLate night dayで19:30まで開いているという、素晴らしい状況です。時間に余裕ができたのでまずは入ってすぐのカフェで休憩。そして「平成21年度(第13回)文化庁メディア芸術祭」の無料展示へ。おおっ混んでる! ここは漫画とゲームを主力とし、その他デジタル機器を駆使した若い表現の世界。ナオミはもともとネイティヴ・アートの出身なのでこういうのはどうかな・・・と思ってたら、意外と熱中してました。やっぱりプロは違いますね。

他の展示もまわろうかと思いましたが、どうやらいよいよおなかいっぱいの模様。2人で電車に乗り、浜松町で別れました。明日は文楽で、明後日は自由行動。明々後日からいよいよ姉妹都市の宇都宮市で仕事だそうです。盛りだくさんですね〜。筆者はちなみに明日から大阪です。バレンタインですから!
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:moblog

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。