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予算20万円で結婚式は挙げられるか ブログトップ
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(5)衣装合わせ! [予算20万円で結婚式は挙げられるか]

シフト確定→結婚式予約し、手付け金を銀行振込した。

もうこの時点では「婚シェル」とのやり取りではなく、
直接、結婚式場に52500円を振り込んだ。
ちなみに手数料は525円。
式場と同じ銀行に口座を持っていれば
315円で済んだはずなのだが、
まさかそのために口座を開設するわけにもいかず。

入金後すぐ、式場の「プランナー」さんから
電話がかかってきた。
振込の確認と、次なるステップについて。
というわけで、一週間後にはふたりで
扇町の貸衣装屋さんに赴いた。
「衣装合わせ」である。

式場が提携しているこの貸し衣装屋さん、
予約がパンパンで、
この週末は、土曜の朝9時〜以外は空いていなかった。
しかし家からけっこう近かったので
開店前に到着し、近所のミスドで
ドーナツを物色したりしていた。
という話は別にいいか。

SH3I0574.JPG

なお、カタログは式場見学の際に
すでにもらっていた。
花嫁向け6冊、花婿向けは1冊。
そして、この日訪れた貸衣装屋さんも、
3フロアが花嫁向けのドレスフロアで、
花婿向けのフロアは1フロアのみ。
やはり結婚式の主役は花嫁さんなのだ。

というわけで、さーちゃんには
時間をじっくりかけて理想のドレスを
選んで欲しい…のは山々なのだが、
予算の都合でそうもいかない。
我々のプランに含まれているのは、

「10万5000円までのタキシード」と
「21万円までのドレス」(税込)。

しかし、カタログに載っていたドレスの中では、
一番安いのでも31万5000円だった。

担当の人に連れられて入った
最初のフロアの印象は「白ッ!」だった。
それくらい、キラキラしたウェディングドレスが並んでいる。

「どういったタイプのドレスをお考えでしょうか」

さーちゃんの希望を伝えると、別のフロアに案内された。
こっちのフロアでは、ウェディングドレスに加え、
色とりどりのカクテルドレスも並んでおり、
また別の、華やかな印象だった。
そして、希望に沿ったドレスを見たのだが、
全て予算オーバー…

そこで、ストレートに
「21万円以内で、これこれこういうドレスはありますか」
と尋ねたところ、
担当の方は「お探ししましょうか」と言って席を離れた。
すると、思った以上に難航しているようで、
全然帰ってきてくれなかった。

待っている間、花に群がるチョウチョのように、
おそらくこれから結婚式を挙げられるであろう人々が、
次から次へとやって来て、フロアがどんどん狭くなっていった。
その間、自分たちはというと、様々なドレスを見て、
どれも30万円以上のものばかりなので眉をひそめていた。

本当に予算内で希望に沿ったドレスは
見つかるのだろうか?

* * *

体感時間でいうとかなり待った気がするが、
時間は定かではない。
そうこうしているうちに、担当の方が戻ってきて
「3着ほどご用意できました」と言ってくれた。
待ってて良かった良かった。

ところで肝心のドレスは? と思ったが、
すでにフィッティングルームに
スタンバイされていたのだった。
今度はフィッティングルームのあるフロアに移動する我々。

フィッティングルームのあるフロアには、
ティアラなどのアクセサリー類も置かれており、
キラキラ度がさらにUPしていた。
何だかフロアを移動する度に、
結婚式に近づいているような気がする。

フィッティングルーム、それは特別な場所だった。
ミュージカルの舞台のような部屋に、
ダンスルームのような大きな鏡。
そこでさーちゃんは花嫁衣裳を試着する。
カーテン一枚を隔てた、すぐ外の
豪華なソファに座って待つ筆者。

指定したタイプのドレスを試着した
さーちゃんは、きれいだった。
そして、少し涙ぐんでいた。
本当に、ここに来てよかったと思った。
ドレスはそうやってすぐに決まった。

ドレスが決まったので、あとはアクセサリー。
ヴェール、ティアラ、イヤリング、グローブ…
すべて、基本プラン内に含まれているものを
見せてもらうが、イヤリング以外は結局、購入に至った。

特にヴェールは、プラン内の貸しヴェールと、
買取のヴェールの間で、かなりの差があった。
追加料金はできるだけかけたくなかったが、
さーちゃんには、どうしてもきれいなヴェールを
つけてほしかったから、購入することにした。

次にグローブ。プラン内のグローブは
手首までのレースタイプだが、
さーちゃんの選んだドレスには、
肘まであるロングなサテンのグローブが似合う。
これも7000円くらいで購入することが
できるのだが、こっちは妥協。
ショートなレースのも可愛いと思うし。

ティアラは、プラン内のものは正直、
無いほうが良いくらいのものなのだが、
追加料金で借りることのできる美麗なティアラは、
3万円くらいからスタート。
上はいくらでもありそうな感じ。
結局、ティアラはやめて
生花の「ヘアーパーツ」を、
式場の方に追加料金でお願いすることにした。

こうして全部決まったところで、
さーちゃんはブーケを手に持って歩く練習。
何かあるたびに「花嫁さんみたい!」
と言うのがおかしい。
毎回律儀に「いや、そうやから」と
ツッコミを入れる筆者であった。

記念に何枚か写真を撮らせてもらって、
さーちゃんの衣裳合わせは終了。

そしてまた別なフロアに移り、
今度は筆者の番である。
もらったカタログの中でも気に入っていた、
濃いグレーのフロックコートはプラン内だったので、
それを試着。我ながら花婿さんみたいだ(←ツッコミ略)

これで決まりだな、と思っていたが、
さーちゃんが担当の方に「白いのは無いんですか」と質問。
しかし白いタキシードは、我々の結婚式の日は
レンタルが出払ってしまっているとの事。
やっぱり白は人気なのか。

「白はございませんが、◯◯◯ならございますよ。
 一度、お持ちしましょうか」

「エッ◯◯◯!?(喜) 
 Kちゃん、一回着てみて!!(嬉々)」

筆者は「エッ◯◯◯のタキシード!?(困惑)」と
思ったが、さーちゃんの熱烈な要望により、
一度、試着してみる事に。
確かにこんな色のタキシード、カタログにあったなあ…
まあでも、試着でもない限り、こんな色の服を着ることは
一生無いだろうから、記念に一回着て、
写真でも撮らせてもらおうか。

シャツを着て、ズボンを履いたあたりまでは、
その程度の気持ちでいた筆者だったが、
ベストを着ると何とも言えない不思議な感覚に襲われた。
そしてネクタイを付け、ジャケットを着て、
白い革靴を履くと、もうさっきとは違う自分がいた。
試着室を出て、さーちゃんに歩み寄ると、こう言った。

「これ、いいね。これにしようか」

「うんうん、めっちゃいいー!」

こうして筆者の衣装合わせは簡単に終わった。
◯◯◯のタキシードで決まりである。
◯の中は、ご想像にお任せします。

…ではなく、そのうち明らかにします。

(続きます。次回は「hidden costあらわる!(仮題)」の予定です)

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(4)良いお日柄と勤務表の狭間で [予算20万円で結婚式は挙げられるか]

大安吉日の素晴らしい日付け、
ウォーターフロントかつ高層の
素晴らしい会場、
そして、食事会付きで12万円台という
素晴らしい料金。

これはもう即決! 
したいのは山々なのだが、
問題は来月の勤務予定だった。

このタイミングだと、もう会社の方で
来月のシフトはだいたい決まっているだろう。
だから、休みを申請するには遅すぎる。
おそらく一週間以内に確定版の勤務表が出るから、
待つしかない。

「結婚式をすることになったので、ここ、休ませて下さい」

そう、はっきり言えたらどんなにいいだろうか。
去年の秋に中途入社したばかりで、
あまり自分の都合を全面に押し出したくはない。
さらに、職場は人数が厳しく、自分が休みを取ると、
必ず誰かが出勤しなければならなくなってしまう。
そして、また、既婚率がとても高いので、
先輩たちの家庭生活の邪魔をするのが
はばかられるのだった。

さーちゃんは、もし出勤なら、
結婚式は延期していいと言ってくれた。
しかし、そう言われても、
やはり休みになってほしい、
休みでなければ困る、
と思ってしまうのだった。

この日は、とりあえず3月◯日を
「仮押さえ」してもらうことにした。

来月のシフトは、遅くても来週中には決まるはず。

* * *

2月△日
式場見学のすぐ後の出勤日。
仕事の合間に、「仮」と書かれた来月の出勤表を見る。
休みだ、俺。
いや、あくまでこれは仮のものだ。
ぬか喜びしたくないので、何も考えないことにする。

* * *

2月×日
週も半ばになった。
相変わらず、来月の出勤表には「仮」と書かれている。
そして、3月◯日は休みになっている。
「仮」よ、お願いだから黙って消えてくれ。

* * *

2月□日
ついに週末が迫ってきた。
それにしても今月は、来月のシフト確定が遅い。
係の人が忙しいのか、それとも他に理由があるのか。
そんな事を思っていたら、出勤表の「仮」の文字が消えていた。
息をひそめて、中を見る。
「3月◯日 休」。
心のなかでガッツポーズ&
シャウト&ダンシング・オール・デイ。

* * *

仕事が終わって、
まだ仕事中のさーちゃんにメール報告。
すぐ返事が帰ってきた。
いろんな絵文字が楽しげに踊っていた。
3月◯日、ふたりの結婚式。
帰り道でスキップしたくなるが、我慢した。
おっと、式場に連絡だ。
歩きながら電話して、予約を確定させた。
我ながら嬉しそうに話していた。


(続きます)

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(3)式場見学に行ってみる [予算20万円で結婚式は挙げられるか]

紹介された式場を、ぜひ見てみたい!
善は急げである。

「今日とかって見学できますか」
「本日ですか、確認いたします」

さーちゃんが驚いたくらい(後日談)の
スピードで式場見学を申し込む筆者。
そして快い返事が返ってきた。
この日、すぐには無理だが、
夕方からなら見学できるとのこと。
これはもう、ゆっくりお茶でもしながら
会場に向かうしかないだろう。

交通の選択肢は複数あったが、
バスで式場に向かうことにした。
大阪市内を抜け、だんだん道は広くなり、
交通量も減ってくる。
海がちらちらと見え始める。
そして、ひときわ目を引く高層ビル。あの中だ。

* * *

長いエレベーターで、まずは式場の受付に。
受付から、奥に通され、
ウェディングプランナーの方とテーブルに座り、
まずは話を聞く。

そして、実際にチャペルの方へ。
またエレベータに乗る。
チャペルは、さらに高い階にあるのだった。

大きな扉が開くと、そこはまさに、
「空のチャペル」だった。

結婚式そのもののための、小じんまりとした、
簡素な丸いチャペル。
奥はぐるりと窓ガラスがめぐっており、
街並みが見渡せるようになっていた。
今日は曇りで、かつ日暮れ前だが、
それでもいい眺めだった。
晴れたらさらに素晴らしい眺めになるだろう。

ここで結婚式を挙げることが
できるかもしれない、と思っただけで、
心に波がやってきた。

感動しつつ、プランナーの方と一緒に、
隣り合ったレストランスペースへ移動する。

レストランは、木の色が基調の落ち着いた感じだった。
好きなタイプだ。ここを5人で借り切るかたちになる。
大人数の集まる披露宴とは違い、
みんなで同じテーブルに座ることになる。
そして、何とも心ひかれるオプションなのだが、
ここで結婚式を挙げた夫婦は、このレストランの会員となり、
特別な日など、ここに食事に来ることが
できるようになるのである。

結婚式を挙げるならここだと、強く思った。

(続きます)

(2)「ふたりだけの挙式」から「身内だけの挙式」へ [予算20万円で結婚式は挙げられるか]

かたや、もう全然日数が無いが、
休みが確定している2月26日。

かたや、大安吉日で日数にも余裕があるが、
休みかどうかわからない3月◯日。
休みにさえなってくれれば…それにしても63000円か。

あっ、そう言えば「¥52500」の広告に
「30日以内の挙式に限る」と書いてあったような…

「ゲストは10名様までご招待できますよ」
「!」

どうやら、52500円はふたりだけの挙式、
63000円はゲスト招待可(10名まで)のようだ。

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63000円で、ゲストを呼んで結婚式ができる。
不思議なことだがその時、「それぞれの親だけでも招待できる」
…いや、「招待したい」という気持ちが、
どこかから一気に湧いてきた。

そう言えば、両家の親が全員、
顔を合わせた事がまだ無いから、
3月になったら一緒に食事会でもしようかと
話をしていたばっかりだ。
その食事会、この挙式とセットで
できるんじゃないだろうか? 
いや、やるべきだ。 

しかし、問題は予算である。
ざっと頭の中で、銀行口座の残額と、
これから支払うクレジットカード代と、
また入ってくる給料などを計算してみた。

20万円くらいまでなら、出せる。

63000円の挙式セットに、
食事会を付けて、20万円で出来るだろうか?

「10名様までで、
 お食事会をお付けするなら、
 19万円ですね」

「!!」

食事会付きで19万円はスゴい! 
しかし、全部で5人なのに、料金は10人分。
…と思ったことをそのまま口から出してみた。

「10人までの料金ということですけど、
 我々、5人しかいないんですが」

「こちらはですね、10名様からの
 セット料金となっておりますので…」

「そうですか、10人は、うーん…」

頑張って無理矢理10人集めて
挙式と食事会をするか? 
いや、それはダメだ。
家族と友人合わせて10人は、
中途半端すぎる。家族だけがいい。

しかし63000円と19万円の差は大きすぎる。
やはり2人だけの挙式をして、食事会は別に…

筆者が考え込んでいる間の沈黙を破ったのは、
コンサルタントさんの一言だった。

「会場の方に確認してみましょうか」

「!!!」

料理代が一人頭8400円。
ドリンク代が3150円。
サービス料が1155円。

結局、5人の食事会の料金は、
63525円でできるという事だった。
挙式と合わせても12万6000円ちょっと、
10人までのセット料金に比べて
約64000円も安い! 
言ってみるもんだなあ。

すっかり「やる気」になった筆者。
善は急げということで、この直後、
式場見学を申し込み、実際に行くのだった。
                                               (続く)                                       

(1)婚シェルに行ってみる [予算20万円で結婚式は挙げられるか]

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地下鉄の車内広告にあった「婚シェル」の広告。
「2人だけの挙式が¥52,500」と
書いているものの、実際はどうなのか。
それを見極めるには、やはり実際に行ってみるのが一番だ。

【婚シェルに行くまでのタイムライン】
・2月上旬 広告発見
・2月8日 ネットで来店予約。希望日時を2つ伝える
・2月9日 メールで、第一希望日時でOKの連絡を受け取る
・2月11日 初回面談


「婚シェル梅田サロン」は、
阪急梅田駅をちょっと出た、
新阪急ホテルの並び。

1Fに入っており、大通りに面しているので、
キラキラほわほわした店内の様子が外からも伺える。
入店する際に目を引くのはウェディングドレス。
何のための場所なのか、一目瞭然だ。

白が基調の、広々とした店内は、
まだオープンしたばかりといった趣。
フレンドリーな女性スタッフにテーブルに案内され、
上着を預かってもらう。

面白かったのは我々の席。
左が「L」字型、右がその反対の形。
ふたつ横並びにすると、まるでふたり掛けのようになる。
さすが、わかっていらっしゃる。
というわけでふたりで横並びに座って、初回面談が始まった。

何のアイデアも無しに来たのなら
もっと色々聞くこともあったのだろうけど、
我々の興味は「¥52,500の挙式」。
これは一体どういうプランなのか? 
と聞くと、おおむね以下のような説明が返ってきた。

・提携している複数の式場のいずれかで行われる、結婚式である
・貸し衣装等、必要なものは基本料金に含まれている
・結婚写真1枚も基本料金に含まれている(追加料金で増やせる)
・ゲストは招待できない(呼ぶと追加料金がかかる)
・食事、飲み物等は無し(オプションとして追加できる)
・2月、3月は結婚式があまりなく、式場によっては、空いていれば格安料金で提供できる。

全然知らなかったが、2月、3月は結婚式のローシーズンで、
4月以降、増え始めるのだという。
それで今は「会場が空いている」場合があるらしい。
しかし、¥52,500の「時と場所」とは? 
ストレートに聞いてみた。

「こちらのチャペルなのですが、
 現時点では、2月26日の日曜日、
 夕方5時からが空いています。
 現在キャンペーン期間中なので、
 週末料金もなしで、63000円で提供できます」

やっぱり52500円は無くて、63000円か…
それはPCのデータベースの中の、提携している結婚式場の中のひとつ。
ウォーターフロントの、眺めの良いチャペルだった。
2月26日といえば2週間後。週末で、特別料金もなく、
しかも早く挙式を挙げられるなら…と思ったその時。

「あと、来月でしたら、3月◯日、
 お昼からが空いていますね。こちら、大安吉日ですよ」

大安の日が空いている? 
これは願ったり叶ったり…とはいかない。
自分はシフト制勤務のため、何日が休みか仕事か、
その月のシフトが出るまでわからないのだ。

もちろん会社に「◯月×日、できればお休みにして下さい」
というお願いをする事もできるが、
それならある程度、余裕を持って言わなければならない。

そして、この日は、
3月分のお休み希望を出す期限はもう過ぎているが、
3月のシフトが確定するまであと数日間ある、
という狭間の一日だった。

(続きます)
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予算20万円で結婚式は挙げられるか(プロローグ) [予算20万円で結婚式は挙げられるか]

2012年2月某日、わたしことKは、3年半つき合ってきた彼女、さーちゃんと入籍しました。

結婚するなら大阪で! と決意し、東京の勤めを辞めて大阪に帰ってきたのは良いものの、なかなか次の就職が決まらなかったのは読者の皆様もご存知の通りです。

そのため、念願の二人暮らしを始めた時にも、金銭的にあまり余裕はありませんでした。今、けっこう快適に新居生活を送ってはいますが、必要な家電をローンで買えたこと、親族から借りたりもらえたりした物が多くあったことが、助けになりました。例えば冷蔵庫、洗濯機が前者で、また、キッチンのテーブルと椅子、ガスファンヒーターなどが後者です。「あとは、必要なものを毎月1つくらい買おう」と言っておいて、2月末にはランドリールーム用のオープンシェルフを購入。他に欲しい物はまだ沢山ありますが、とりあえずもう、落ち着きました。テレビも電子レンジも本棚も、無ければ無いで、今はまだ大丈夫なのです。

しかし、買い物とは別に、どうしてもしたい事がありました。それは、結婚写真。結婚式を挙げたいものの、そんな余裕が出来るのはいつの日か…そう思っていた時、今の勤務先の、ある方にこんなアドバイスを受けたのです。

「結婚式が後になるんやったら、結婚した時に、記念写真だけは撮っとくんやで。女の子にとっては大切な事なんやからな」

それ以来、「ふたりだけの結婚式」というキーワードが、どうしても目に入ってくるようになりました。そして二人暮らしを始めてすぐ、妻になったさーちゃんに相談してみたのです。

「結婚写真だけ撮るのって、いくらぐらいするんかなあ」
「色々あると思うけど、9800円からくらいじゃないかなあ」

9800円は安い! 他にhidden cost(英語で言う、額面に含まれていない費用)があっても、それくらいなら払えそうです。というわけで最初は「フォトウェディング」をやる気でいましたが、特に何もしていませんでした。落ち着いたら二人で計画しよう、と思って。そんなある日、思わぬ出会いがあったのです。

120317_1906~010001.jpg


それは、大阪市営地下鉄の中で見かけた、「婚シェル(こんしぇる)」という広告でした。

「身内だけで挙式したい」
「もっと安く挙式したい」
「2人だけの挙式が¥52,500」

5万円で「挙式」が挙げられる?
「フォトウェディング」じゃなくて!?

5万円の挙式、いったいどんなものなのか。とりあえず二人で相談した結果、とりあえず予約して、とりあえず無料相談に行ってみることにしました。時に2月8日、結婚生活も2週間目に入ろうという時でした。

これから数日間にわたって書いていく記事は、わたしことKが、妻さーちゃんと二人で、結婚式を計画するに当たり、周囲で起こった一連の出来事の記録です。
願わくば、いつかどこかで、どなたかの役に立つことを願って、忠実に記します。

(続きます)
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