迷い猫たち

ここ一週間ほど、見知らぬ猫が二匹、うちを訪れています。

一匹は真っ白で、耳が少しとがった、毛並みの良い♀です。もう一匹は大柄でフサフサな、メインクーン系とおぼしきシマ猫。どちらもあまり我々を恐れず、玄関先でうろうろするばかりか、引き戸を開けて入ってきたりします。どこかで飼われているか、飼われていたか、どちらかでしょう。

まず白ネコが玄関先でニャーニャー言ってうちの妹にごはんをねだり、ごはんが出て来たらどこからか大柄フサフサの方も現れて、仲良く食べるというのがパターン化しています。ネコと見ればごはんをあげたがる妹は上機嫌ですが、うちのスージー嬢にとっては油断ならない状況です。

白ネコはスーちゃんをあからさまに敵視しているし、家にまで入ってくるので、スーちゃんのみならずヘクターもストレスを感じているようで、ここ数日間は吠えて走り回る回数が増えているように感じます。（さすがにヘクターが走ってくると、向こうも走っていきます）

それにしても、あれだけ器量が良くて、毛並みも良い二匹のネコたち。どこかのおうちで大事にされていたはずなのですが…二匹同時に毎日ごはんをもらいに来るとなると、これは飼い主さんの身の上によからぬことがあったのでは、と想像してしまいます。

しかし、当面の問題は彼らの徘徊です。特に玄関から入ってくるのは阻止したいものです。しかし、四六時中見張っていられるわけでもなく…

おかげでスーちゃんがわたしの部屋に常駐するようになったのは良いことですが。（かわいいだけでなく、蚊のアレルギーなので夏はなるべく外に出したくないのです）

たぶん、続きます。

スーちゃん、のびる

…もとい、「伸び上がる」でした♪

隣のホワイティくん

筆者が帰宅すると色々なお出迎えのパターンが用意されています。

まずはヘクターだけが出てくるパターン。
次にヘクターとスージーが一緒に出てくるパターン。
少しレアなのが、スージーだけが待ち構えているパターンです。

なお、雨の日等、お出迎えがない事もありますが、それはいたしかたありません。

ところが、先日は新しいパターンでした。



なんとスージーと、隣のホワイティくんが出迎えてくれました。
前にも書きましたが、スーちゃんの幼なじみで、仲の良い友達です。

昔は筆者のみならず、うちの人間やヘクターの姿を見るなり駆け去っていったものですが、今となっては自分から歩み寄ってきて、体をすりつけてきます。いや、まさかこれほどまでの信頼を勝ち取ることができるとは…素晴らしいですね、おやつの力は。

※ホワイティくん、家庭の事情により空腹な時が増えています。決して勝手に餌付けしているわけではありません…本当ですよ

春の風物詩と言えば

うちでは、これです。

お花見（2011）

「やっぱり春はお花ですね」



「ちょっと…」



「失礼して…」



「うーん、きれいですね」


※スーちゃんの台詞は筆者による翻訳です


…などと筆者とスーちゃんが遊んでいた日の夕方。派遣先の会社さんからお花見に呼ばれました。



天気はどうかな…と少し心配でしたが、なんとか持ち直し、大阪府堺市は浜寺公園まで行ってきました。

若手の社員さんが数人で朝6時から確保したという場所で、食べ物も飲み物も、これぞ大盤振舞といったお花見でした。この派遣先、建築関連で、平日の昼間は皆さん真剣な面持ちで図面を見たり、言葉少なに現場と事務所を往復したりしているのですが、さすがに今日は表情もゆるみ、楽しげに語らっておられました。我々派遣社員も、最初は派遣社員同士で固まっていましたが、やはり時が経つにつれて徐々に打ち解けてゆきました。楽しく飲み食いし、オープンに語らい、かつ馬鹿騒ぎすることもなく、節度も余裕もふんだんにある素敵なお花見でした。

日が暮れて気温がかなり下がってきたので、早めに切り上げることにして片付けを始めたのですが、これが皆さん早いこと早いこと。テーブル（実はベンチ）、シート、そして出たゴミ等、もの凄い早さで片付けられ、車に戻っていきました。さすがは建築業です。ひょっとして、この最後の「仕事」があったからこそ、羽目を外さなかったのかもしれませんね。さすがプロ。

哲学者の家長に似て

火を見つめ、思索にふけるスージーさん

ネタはあるが時間がないため

エコキュート





ネコキュート




一発ネタでしたm(_ _)m

庭でデートなふたり

ここ三日間くらい、冬型の気圧配置がゆるんだとかで暖かくなりました。スーちゃんも庭に出て日差しを浴びていることが多くなりました。その傍らにはもちろん、お隣のホワイティくん（仮名）の姿が。

走り回って遊ぶこともあれば、こうやって付かず離れずの距離でのんびり過ごしていることも多いふたり。うちの父いわく「茶飲み友達」的関係だそうです（笑）

＊　＊　＊　＊　＊
前々から考えていたのですが、新カテゴリーとして「スージー」「ヘクター」そして「ヘクスジ」を追加しました。今後ボチボチ、過去の記事を再分類していきましょう。

（↓「ヘクスジ」カテゴリーの一例）

スージーと幼なじみくん

昨日の続きです。

この白ネコくん、実はお隣さんのネコちゃんです。名前はホワイティくん（仮名）。近寄ってよく見るとものすごく薄い茶色い縞があって、真っ白ではないのです。

この子、うちのスージー嬢と同年代で、同じようにお隣のお家に拾われてきた捨てネコだったそうです。去勢手術も済んでいて、性格はいたって温和。というよりビビリ（笑）。たぶん初めて発情する前に手術を受けたのでしょう。うちのスーちゃんも、同じく初発情（言いにくい）前に避妊手術を受けていたので、ふたりはうちの庭でよく遊ぶようになりました。たぶんスーちゃんも向こうのお家に遊びに行ったりしてるのでしょう。



このホワイティくん、最初はスーちゃんとしか遊ばなかったものの、「あること」があって以来ヘクターをはじめ、うちの家族に急接近中。最近ではヘクスジに混じって三人で庭で追っかけっこしてたり

さてその「あること」とは…いや、「事件」と言っていいかもしれません。
話はけっこう前にさかのぼります。

＊　＊　＊

母が別宅の二階を定期的に掃除しに行くのですが、ソファなどによく短い白い毛が落ちているのに気づいていました。スーちゃんの毛なら黒か茶色です。ヘクターの毛はもっと長いし。どうやらお隣のホワイティくんがたまに入り込んでいるらしいのですが、「スーちゃんに会いたくて、忍んできているのだろう（）」ということで全然気にしていなかった我々。

ところが約一ヶ月前のある日、母が二階に登ってみると、ホワイティくんがソファで寝ているのを発見。もちろん目が合うなり飛び起きて、母の横を通って階下に駆け下りようとしたのですが、間の悪い事に階段をヘクターが登ってくる途中だったのです。



ヘクターくんはおとなしいのですが、ホワイティくんはスーちゃん以外の誰にも心を許していなかったので、びっくりして駆け戻ってきました。しかし二階にはもちろん母がいます。はさまれて困ってキョロキョロするホワイティくん。ちゃっちゃっちゃっと足音を立てながら登ってくるヘクター。

「ホワイティー、おいで」

困っているのをみて、床に膝をついて両手を差し伸べる母。その瞬間、なんとホワイティくん、駆け寄ってきて母の腕の中に自分から入っていったというのです。あの人見知りの激しかった彼が…ちなみに見た目より軽く、ナデナデしてみると、ふわふわして気持ちよかったそうな。羨ましい…

しかしヘクターが「ボクもまぜて下さい！」とばかりにやってきたので、母はホワイティくんを抱いたまま階下に降りて、庭に放してあげたそうな。

＊　＊　＊

それ以来、ホワイティくんが我々に急接近中なのです。

まずは2~3週間前、筆者がヘクスジに混じって庭で遊ぶ彼を見ました。それ以来、トリオでおっかけっこするのを頻繁に目にするようになりました。

先日などは、玄関を開けて入ってきて、あろうことか台所にまで入ってきました。筆者は隣の部屋でこたつに入っていたのですが、ホワイティくん、椅子で寝ていたスーちゃんに挨拶をして、しばらく探検したあと、スーちゃんのご飯を食べようとして怒られ、帰っていきました。やっぱりどんなに親しくても、越えてはいけない一線があるようです。

そして昨日。ホワイティくん、なんだかものすごくお腹を空かせているようで、「侵入→誰かと遭遇→逃走→また侵入」と繰り返していました。ひょっとしてお隣さん、お留守なのかも。ごはんを食べさせてあげたいけど、家の中でごはんをあげるとスーちゃんが怒るから…と色々考えた末、玄関口でごはんをあげてみました。スーちゃんの残りものでドライフード一皿、缶フード一皿。すると、最初はビクビクしていたものの、おそるおそるウェットフードに近づき、食べ始めました。そこへスーちゃんがやってきてドライフードを食べ始め、下の写真みたいになったというわけで。（余談ですが写メを撮る音には無反応でした。撮られ慣れてるのかも）




我々も、単にお隣のネコちゃんだというだけでは、こんなふうに家でごはんをあげたりしないのですが、ちょっと事情があって放っておけないのです。詳しくは書けませんが、ホワイティは近年、薄幸の人生を送っているのです…

今日はわたしも、庭で見かけたので、母がしたように両手を広げて呼んでみました。すると歩み寄ってきて、わたしの両手をそれぞれじっと見て、何も持っていないことがわかったらしく、去っていきました。なかなか現金です（笑）

スーちゃんのお客様

家に着いたら…

あれ～（喜）