灰色の男 [日記・雑感]
エレベータに乗って上に行く途中で、人が乗ってきた。
白髪が多いが、私と同じ40歳くらいの男だった。
男は、私が降りる階の一つ下の階のボタンを押した。
すぐにその階に着いたが、男は降りていかない。
ただスマホの画面を見つめていた。
ドアが自動で閉まりかける。
たまらず私が「開」ボタンを押し、言う。
「あの、◯階ですけど」
男はスマホから目を離さないまま、歩いてエレベーターを出て行った。
終始無言であった。
別に礼を言えというわけではないが、
もう少し人間らしいリアクションをしてほしかった。
「あっ」と言って階の表示を見るとか。
私も「最近の若者は…」などと言う歳になったが、
最近のおっさんもけっこうダメなのかもしれない。
白髪が多いが、私と同じ40歳くらいの男だった。
男は、私が降りる階の一つ下の階のボタンを押した。
すぐにその階に着いたが、男は降りていかない。
ただスマホの画面を見つめていた。
ドアが自動で閉まりかける。
たまらず私が「開」ボタンを押し、言う。
「あの、◯階ですけど」
男はスマホから目を離さないまま、歩いてエレベーターを出て行った。
終始無言であった。
別に礼を言えというわけではないが、
もう少し人間らしいリアクションをしてほしかった。
「あっ」と言って階の表示を見るとか。
私も「最近の若者は…」などと言う歳になったが、
最近のおっさんもけっこうダメなのかもしれない。