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不自由すぎて [入院・弁形成手術]

「不自由すぎてもう嫌になった」

と、今日ついに口から出ました。
弁膜症で入院、手術、リハビリを経て会社復帰し、3週間目が終わった病人として、
自分でも驚くくらいの本心から出たことばだと思います。
相手はもちろん妻さーちゃんです。もちろんというのは、さーちゃんは私より重い先天性の心臓疾患があったので、私より不自由だからです。同病相哀れむということわざ、わかるようになりました。

心臓疾患には不便な点が色々あるのですが、箇条書きにしてみると

・走れない(運動ができないのはまだしも、シンプルにちょっと走ることすらできない)
・普通に立ち上がれない(ゆっくり立ち上がらないと立ちくらみがする)
・塩分制限をはじめ、飲み食いできなくなったものが多い
・薬を毎日飲まなければならないが、利尿剤2種のせいでトイレが近くて不便
 かと言って水分を摂らないと心臓が収縮して苦しくなる
・夜7時くらいになると薬の効き目が切れて疲労感がすごい。残業すると相当疲れる
 帰りの電車で座れないと疲労感数倍、かと言って優先座席には座りたくない
・人ごみの中を歩くと緊張する(ぶつかるとかなり痛いはず)
・バストバンドを外したいが、外して何かすると手術跡が痛むからまだ無理
・バストバンドを巻いているからと言って、気をつかわれると心苦しい
 かと思えば、バストバンドを巻いているのに全然気づかってくれないと腹がたつ
・風邪など引くと非常に困るので、咳をしている人が近くにいると逃げ出したくなる

などなど。あと、

・「大丈夫ですか」と聞かれると「大丈夫です」と答えざるを得ない。
 「しんどい」と人に言いたくない。
・元気な印象を与えようと努力してしまう

このあたりはさーちゃんも共通で、病人心理とでも言えるかもしれません。

退院してから約1ヶ月半、色々思うところはありますが、その色々の集大成が
「不自由すぎてもう嫌になった」
です。

こんな事を自分のブログにUPする日が来ることも想像つかなかったのですが、
今日口から出たことばが、あまりにも真実だったため、記録しておかねばと思いました。
せめてもうちょっと暖かくなれば、外出のオプションも増えるのでしょうけど。
とりあえず、バストバンドを外してよくなる3月まで、耐えるしかないですね。
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