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入院5日目:腕からのカテーテル検査 [入院・弁形成手術]

こんな夢を見た。

朝、実家から職場に出勤しようとしている。しかしお弁当が見当たらない。愛犬ヘクターがどこかに持っていって食べているのではないかと、捜すが見当たらない。隣の家を訪れてみると、見知らぬ猫たちがぞろぞろ出てきて閉口。いつの間に猫屋敷になっていたのか。あきらめて出勤しようとすると、もう始業時間になってしまっているではないか。

そこで目が覚めた。今は入院中でお休みをいただいている上、実家から通っていた会社は今の会社と違うことに気づいた。良かった。

7時台に、看護師さんが来て、和式寝巻きに着替えるように言われる。今日のカテーテル検査の準備だ。
自前の寝巻きから病院の貸し寝巻きに着替える。少し緊張し始めている自分に気づく。今日は、明後日の手術の事を考えるようにして、できるだけカテーテル検査の事は考えないようにしよう。手術当日になったら、術後のリハビリの事を考えておくようにしよう。そして、リハビリの間は、家に帰った後の事を。

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(以下、さーちゃんの日記より)
ホームのベンチに腰かけ、Kちゃんのメールを見る。いつもながらのやさしい気づかい。すぐに別のメールが届き、見るとお義母さんから。まだ地下鉄なので、遅くなるとのこと。私も電車を待っていることを伝えた。

病室に入ると、顔を見る前なのにカーテンの向こうから「おはよう」とKちゃんがあいさつ。相変わらず、エスパーのようだ。ほどなくお義母さんも到着。麻酔科の先生が来て麻酔のリスク等々、色々な説明を受ける。昨日の説明の時も思ったが、私の手術の時より、よりくわしい値(何万人に何人、何%等々)の説明だと思った。自分ではなく、Kちゃんのことなので私が真剣に聞いているだけだろうか?

Kちゃんが車椅子に乗ってカテーテル検査に行く。1時間ほどかかると聞き、お義母さんを無理矢理さそって病院の近くの喫茶店へ。前に行った、フレンチトーストが美味しい喫茶店は、10時からなので入れず。前に、Kちゃんと一緒にレーズントーストを食べたことのある喫茶店に入る。お義母さんはカフェオレ、私はカフェオレのトーストモーニング、玉子なしを注文。たくさんお話をしているうちに、お客さんはお義母さんと私の2人だけになっていた。

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(以下、Kの日記より)
9時前に母が来てくれた。次いでさーちゃん。足音でわかるので、部屋に入ってきてすぐに声をかけたら驚いていた。しばらくみんなで歓談していると、カテーテル検査に呼ばれた。自分のは処置ではなく検査だから、同室のAさんのように丸一日ベッドで安静のような状態にはならないと思うが、それでも緊張。車椅子に乗って看護師さんに押され、大きな「カテーテル室」に通された。

5〜6人かそれ以上の若い人達が、自分を検査ベッドに乗せ、てきぱきと準備を進める。色々なことが同時並行で進められているようだ。カテーテルは右ひじの裏側から導入。左腕にささったままの針からは点滴。右腕に局所麻酔がされ、検査が始まった。

検査中、息を吐いて止める指示が6回くらいあった。体の左側からの撮影が2回、右側から2回、正面から2回で計6回。左側にある、超高価そうなものすごいモニターに自分の心臓が映る。脈動していて、血管もはっきり見える。正直なところ、見ていると気持ち悪くなってきたので、部屋の他の場所を眺めるようにする。やがて検査は終了し、カテーテルは抜き取られた。送り迎えをしていただいた看護師さんによると、30分程度で終わったらしい。車椅子で病室に戻り、ベッドで1時間安静。カテーテルを入れた右ひじは、すごい固さで縛られていた。

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(以下、さーちゃんの日記より)
病室に戻ると、すでに検査を終えたKちゃんが横になっていたが、カテーテルを入れた右手がしびれていると言うので、触れてみると冷たい。色は悪くないのでもうしばらくしてナースコールをしようと言っていたら麻酔科の先生、オペ室のナースさんが立て続けに説明に来てくれた。そうこうしている間にひじの辺りに巻いていたバンドを外してもらえる時間になっていた模様。しばらくして起き上がっても良いと言っていただき、起き上がるとみるみる冷たかった右手が温かくなってきた。今日の検温は36.9℃。少し高い気がするが、本人は元気そうなので安心。

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(以下、Kの日記より)
バンドを外してもらってホッとした。立って歩いて良いことになった。母とさーちゃんは二人で昼食に外へ。自分は病院の昼食。あと3時間くらい右手を曲げないように言われているので、配膳など看護師さんに手伝ってもらった。塩分控え目の心臓疾患食だが、美味しい。食べ終わった後、二人がお弁当を買って帰ってきた。母の弁当が大きい。本人曰く、小さいのがあったのに気付かなかったとの事だったが、ペロリと平らげていた。母が帰る前に、手術当日の説明をする。さーちゃんが玄関まで母を送ってくれた。
あの歳で遠くから朝早く来てくれて、大変だっただろう。ありがとう。

この日、同室だったBさんは早くも退院、Aさんは外泊許可を得て家に帰っていたので、ここからはさーちゃんと二人だけの週末。仕切りのカーテンを全部開けると、広い部屋にふたりきり。最高だ。

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(以下、さーちゃんの日記より)
少し病室を離れたが、今日は朝からずっと一緒だ。何をするでもないが一緒に居ると幸せ。お昼寝しているKちゃんの横で日記を書いているが、本当に今幸せである。
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