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入院3日目:入院セット購入 [入院・弁形成手術]

また夜中に何度も起きてしまった。いくつも夢を見たが、内容は覚えていない。
眠いので、7時に起床の合図があってから30分くらいは横になっていた。
起きて、とりあえずヒゲを剃った。

今日の朝食は、パン。ジャムのみ、バターは無し。塩分制限のためだろう。
全部食べて食器を返しに行き、戻ると、看護師さんが来て朝の検温などが始まった。
体温は36.8℃で普段より少し高い。
次は指先にクリップのような器具をつけ、血中の酸素の測定。98で正常値(95-100が正常の範囲との事)。血圧はいつも通り(数値は忘れたが、たぶん110-90くらい)。全て何の問題もない数値だった。

さーちゃんに、おはようメールを出す。すぐ返事がくる。いつもの感じの、元気なメール。今日も早く会いたい。

10時頃にヘルパーさん(看護師さんとは異なる)が来て、これから手術まで毎日、「マスキンスクラブ」という特殊なボディウォッシュで体を洗って清潔に保つことが必要だという事で、説明を受ける。
そう言えば入院時に「マスキンスクラブ使用についての説明および同意書」というものを読み、サインをした。手術後の感染予防のため、本来手指消毒用の薬液を薄めて体を洗うという話。
ヘルパーさんから泡を立てるスポンジを受け取り、シャワー室へ。マスキンスクラブのボトルは室内にすでに置かれていた。ピンクの液体をスポンジに含ませ、泡立てる。できた泡を手に取って、体を洗う。普通のボディソープより強力なので、首から下のみ洗う。後、入念に洗うべき箇所の解説など、ラミネート加工されたシートに印刷されており、見ながら洗うことができる。ただのシャワーではなく手術準備なので、普段より時間をかけてじっくり洗った。人によってはこのマスキンスクラブで肌が荒れたりするようだが、自分は大丈夫だった。

いい気分でベッドでうたたねしていると、もう昼ごはんの時間になった。いつもの「心臓疾患食」を完食して、食器を戻し、歯磨きをして、呼吸の練習をした。その後、さーちゃんとメールをやり取り。いつも昼食を食べにいく喫茶店の日替わりランチが売り切れで、チャーハンにしたという。ふたりで喫茶店に昼食、次に行けるのはいつになるだろうか。

しばらくして、重い腰を上げて、病院の売店へ。手術までに揃えておく物のリストを渡されているのだが、まだ買っていなかった。リストは2つ。

(1) 心臓カテーテル検査の際、必要なもの
・タオル2枚
・バスタオル1枚(手からカテーテルを行う場合)
・和式寝巻き(レンタルも可)
・吸い飲み

(2)手術の際、必要なもの
・タオルとバスタオル(枚数指定あり、上記の検査より枚数が多い)
・下着類(枚数指定あり)
・和式寝巻き
・吸い飲み
・紙オムツ(大)6枚
・紙オムツ(アテントタイプ)3枚
・バストバンド


タオルや下着は必要枚数、家から持ってきているので、必要品リストのバスタオル等のところにはチェックを入れ、売店の受け付けでチェックをしていない物を揃えてもらった。
バストバンドが重要で、これは胸にぐるりと巻いてマジックテープで留めるもの。手術後、これを付けておくことにより傷口がくっつきやすくという事だ。
病室に戻って買った品々を袋から出し、指示通りに全てに氏名を記入した。
さーちゃんが手術を受けた時、同じ事をして、今でも氏名を書いたバスタオルが1枚残っていることを思い出す。あと4日。

この日、自分のいる3人部屋に、3人目の人が入ってきた。仮にBさんとしておこう。
最初からいたAさんと同様に、心臓病にしては元気だ(自分もそうだが)。
何年か前に入院して、しばらくぶりに再発し、再入院。明日の朝にもう処置を行うということ。
そう言えばAさんは、カテーテル処置の後、丸一日ベッドに寝ていたが、今日はもう歩いている。
明後日は自分もカテーテル検査を受けるが、しばらく動けなくなるのだろうな、と想像する。

生命保険会社の担当の人から、携帯電話に連絡があった。必要書類を揃えたので届けたいとの事。
さーちゃんに連絡し、受け取ってもらうよう頼む。一人暮らしの人は、こういう時に困るだろうと思う。

そうこうしているうちにさーちゃんは仕事を終わらせ、病室に来てくれた。
いつもより少し早い。嬉しい。
18時に病院の夕食が始まり、今日も一緒に食事。
さーちゃんは、しじみのおにぎりと、コロッケ。
食べながら、色々な事を話す。いつものひと時。落ち着く。この1時間くらいの間だけは、家に帰りたい気持ちを忘れられる。しかし今日もあっという間に面会時間は終了。玄関までさーちゃんを送る。

その後、いつもより早い電車で家に帰れたとメールが来た。良かった。
8時台に談話室に行き、電話で話す。消灯は9時なので、もうおやすみを言う。
電話の後、談話室で「トリフロー」を使って呼吸の練習。音がするので病室でやるのは気がひけるのだ。
ちなみにこの談話室、寒いせいか普段は誰もいない。
消灯前に病室に戻り、消灯後しばらく「竜馬がゆく」を読んで寝た。




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