"A Letter from a Shelter Manager"：ある保健所責任者からの手紙（米国） [インターネット]
6月にやってきた、白い迷い猫に悩まされているわたしでしたが、先日Facebookである写真と記事が「Share」されてきました。どうやら2008年に「CraigsList」（ユーザー同士でものを売ったり買ったりするサイト。動物の販売や里親募集もできる）に載った文章が転載され続け、今Facebookで大きな反響を呼ぶに至ったと思われます。
“A Letter from a Shelter Manager” - ここで言うshelter（シェルター）とは animal shelter（アニマル・シェルター）の事です。シェルターとカタカナで書くと嫌な感じがしないかもしれませんが、実際には捨てられた動物、野良犬や野良猫が集められ、収容される場所です。
少し調べたところ、アニマル・シェルターには二種類あるようです。まずnon-kill shelter（直訳：殺さないシェルター）と、そしてkill shelter（殺すシェルター）。友人から回ってきた「手紙」は、米国ノースカロライナ州の、「殺すシェルター」のマネージャーからであると言われています。本文からすると、日本で言うところの保健所の管理職で、かつ、動物の殺処分を自らの手で行う職業の方のようです。
その内容をざっくり日本語に翻訳して、ここに載せようと思ったのですが、悩みました。まず添付の写真ですが、殺処分された動物の写真です。そしてこの文章をわざわざここに載せる事。果たして意義のあることだろうか？ と悩みながら訳し続けました。しかし最後の一行を読み返したとき、決意が固まりました。その内容とは、こちらです。写真は付けていません。
"A Letter from a Shelter Manager"：ある保健所責任者からの手紙（米国ノースカロライナ州、筆者不詳）
私達の社会には、大きな「目覚まし」の音が必要だと思います。アニマル・シェルターの責任者として、これから皆さんと、少しばかりの洞察をシェアしたいと思います。シェルターの内部からの眺めです。ただし、あなたが望むならです。
初めにですが、全てのブリーダーやペット販売者は、一日だけでもシェルターの中で働かされてみるべきです。ほんの数頭の動物の、悲しそうな目、うつろな目、とまどった目を見れば、おそらくは、動物を繁殖させて、見も知らぬ人々に売ることについて、考え方を変えることになるでしょう。
あなたが今、子犬を一匹、売ったとします。その子が小さなかわいい子犬でなくなった時には、私のいるシェルターに来る可能性が高いのです。そんなふうに保護された犬の90%が、シェルターを出る事ができずに終わるのですが、そう聞いて、あなたはどう思いますか。血統書は問題ではありません。捨て犬であれ、野良犬であれ、このシェルターに来る犬の約50%は純血種です。
私が一番よく聞く理由はこうです。
「引っ越し先では、犬（または猫）は飼えないんだ」
本当ですか？ ペット禁止の引っ越し先って、アメリカの一体どこですか？
こんな事も聞きました。
「犬が予想していたより大きくなってしまった」
ジャーマンシェパードがどれくらい大きくなるか、予想できなかったとでも？
「いっしょに過ごす時間がないんです」
本当ですか？ 私は1日10時間から12時間働いていますが、それでも6匹の犬と過ごす時間がありますよ。
「庭をメチャクチャにされる」
家族の一員として扱ってあげていますか？
皆さんがいつも言われることはこれです。
「新しい行き先探しで、そんなに必死になる必要はないと思うんですよ。きっと引き取り手が見つかるって、わかってます。いい子なんですから」
あなたのペットが引き取られない場合と、アニマル・シェルターに入る事がどれほどのストレスになるかについて。あなたがペットを置き去りにした瞬間から、新しい家族が見つかるまで、制限時間は72時間です。シェルターがいっぱいでなく、あなたのペットがずっと元気であり続ければ、少しは延びることもあります。鼻がつまったりすると、死にます。
あなたのペットは小さな囲いの中か、ケージの中に閉じ込められ、吠えたり、叫んだりしている25匹の動物と同室になります。それでも食べ、眠り、気を休ませなければなりません。いずれ気が落ちこんで、捨て主のことを思って鳴き続けるでしょう。幸運な日には、ボランティアの方々が一緒に散歩に行ってくれることもあります。ボランティアがいない日は、一皿の食べ物がケージのドアの下から差し入れられる時と、ホースで水をかけて糞尿を洗い流す時以外には、とくに注意を払われることはありません。
もしあなたの犬が大型犬だったり、毛の色が黒かったり、また、いわゆる「怖い犬」（ブルテリア、ロットワイラー、マスチフ等）だった場合、あなたがここを去った時点で、もはや死んだようなものです。
そういう犬は、とにかく引き取られないのです。どんなに「優しい子」だろうと「良い子」だろうと、関係ありません。
あなたの犬が72時間以内に引き取られず、シェルターが満杯であったなら、処分されます。シェルターに余裕があって、十分良い犬であり、十分に人気のある犬種であったなら、処分が延期されることもありますが、そう長い間ではありません。ほとんどの場合、一週間も経てば、ケージを縄張りと思うようになり、「攻撃的な性質を見せた」ことによって処分されてしまいます。
どんなに優しい犬でも、こんな環境では変わってしまいます。もしこれらの問題をクリアしたとしても、いずれ咳をするようになるか、呼吸器の病気にかかるかして、処分されます。どこのシェルターにも、一頭につき100ドルの治療費を払えるほどの余裕はありません。
ここからは安楽死に関して。非の打ち所の無い健康状態の犬が、怯え、「静かになる」ところを見た事のない方々へ、わずかばかりの入門編です。
最初にあなたのペットは、首輪を付けられ、ケージから出されます。するとみんな、散歩に行けると思って嬉しそうに尻尾をふります。しかしそれも「部屋」に着くまでです。どの犬も怖がって、ドアのところで止まります。きっと「死」のにおいがするのでしょう。もしくは、部屋の中に残された「悲しみ」を感じる事ができるのかもしれません。不思議なことですが、どの犬もみんなそうです。
次にあなたのペットは自由を奪われます。体の大きさと、どれだけ怯えているかによって、押さえつける獣医師は1人だったり2人だったりします。そして、安楽死の専門の係か、もしくは獣医が、プロセスを開始します。前脚の静脈を見つけて、致死量の「ピンクの薬」を注射するのです。あなたのペットが自由を奪われ、押さえつけられる事によって、パニックを起こさないことを祈るばかりです。私は、注射針が折れて犬の脚から飛び出した時、全身に血を浴びたことがあります。耳をつんざくような鳴き声でした。みんな、すぐに「眠りにつく」わけではありません。時にはしばらくの間けいれんし、空気を求めて苦しそうにあえいで、糞尿を垂れ流して、死にます。
全てが終わったあと、あなたのペットの死体は、シェルターの裏にある大型冷蔵庫の中に運ばれ、他の処分済みの動物とともに、薪のように積み上げられます。まるで、回収車を待つゴミのようです。次にどうなるかわかりますか？ 焼却されるのでしょうか。埋め立て地に運ばれるのでしょうか。ペットフードの原料になるとか？ それはあなたが絶対に知り得ないことです。そして、あなたはそんなこと、想像すらしないでしょう。たかが動物一匹、また新しいのを買えばいい。そう思っていませんか？
これを読んでいるあなたたちが、目玉をグルグル回して、頭の中に浮かんだ映像を消し去ろうとするけれど、できないでいることを祈ります。それは私が仕事を終えて家に帰るまでの間、ずっと頭の中に残っている眺めなのです。
私は自分の仕事が嫌いです。こんな仕事が存在している事が嫌いです。そして、人々が考え方を変えて、「好きな命」と「いらない命」の間にひどい差をつけていることに気付いてくれない限り、この仕事が存在し続けるという事が嫌いです。
シェルターで処分される動物の数は、毎年900万から1100万頭と言われています。これを止められるのは、あなたたちだけです。私は全ての命を救うために全力をつくしていますが、いつも人手不足な上、里親希望者の数を上回る数の動物が毎日運び込まれてきます。
「シェルターで死ぬ動物がいるうちは、繁殖も販売もしないで下さい」
色々書きましたが、これが私の主張です。
私のことを憎んでもらっても構いません。真実を知る事は常に痛みを伴うもので、現実はどうあっても現実です。しかし、ひょっとしたら一人分だけでも、ペットの繁殖、放棄、購入に関する考え方を変えられたかもしれない。それが私の願いです。
誰か一人でも、うちのシェルターに来て、「このメッセージを見て里親になりたくなった」と言ってくれたなら、それだけで、この手紙には意味ができるのです。
（以下原文）※綴り間違い等はすべて原文のまま
I think our society needs a huge “Wake-up” call. As a shelter manager, I am going to share a little insight with you all…a view from the inside if you will.
First off, all of you breeders/sellers should be made to work in the “back” of an animal shelter for just one day. Maybe if you saw the life drain from a few sad, lost, confused eyes, you would change your mind about breeding and selling to people you don’t even know.
That puppy you just sold will most likely end up in my shelter when it’s not a cute little puppy anymore. So how would you feel if you knew that there’s about a 90% chance that dog will never walk out of the shelter it is going to be dumped at? Purebred or not! About 50% of all of the dogs that are “owner surrenders” or “strays”, that come into my shelter are purebred dogs.
The most common excuses I hear are; “We are moving and we can’t take our dog (or cat).” Really? Where are you moving too that doesn’t allow pets? Or they say “The dog got bigger than we thought it would”. How big did you think a German Shepherd would get? “We don’t have time for her”. Really? I work a 10-12 hour day and still have time for my 6 dogs! “She’s tearing up our yard”. How about making her a part of your family? They always tell me “We just don’t want to have to stress about finding a place for her we know she’ll get adopted, she’s a good dog”.
Odds are your pet won’t get adopted & how stressful do you think being in a shelter is? Well, let me tell you, your pet has 72 hours to find a new family from the moment you drop it off. Sometimes a little longer if the shelter isn’t full and your dog manages to stay completely healthy. If it sniffles, it dies. Your pet will be confined to a small run/kennel in a room with about 25 other barking or crying animals. It will have to relieve itself where it eats and sleeps. It will be depressed and it will cry constantly for the family that abandoned it. If your pet is lucky, I will have enough volunteers in that day to take him/her for a walk. If I don’t, your pet won’t get any attention besides having a bowl of food slid under the kennel door and the waste sprayed out of its pen with a high-powered hose. If your dog is big, black or any of the “Bully” breeds (pit bull, rottie, mastiff, etc) it was pretty much dead when you walked it through the front door.
Those dogs just don’t get adopted. It doesn’t matter how ‘sweet’ or ‘well behaved’ they are.
If your dog doesn’t get adopted within its 72 hours and the shelter is full, it will be destroyed. If the shelter isn’t full and your dog is good enough, and of a desirable enough breed it may get a stay of execution, but not for long . Most dogs get very kennel protective after about a week and are destroyed for showing aggression. Even the sweetest dogs will turn in this environment. If your pet makes it over all of those hurdles chances are it will get kennel cough or an upper respiratory infection and will be destroyed because shelters just don’t have the funds to pay for even a $100 treatment.
Here’s a little euthanasia 101 for those of you that have never witnessed a perfectly healthy, scared animal being “put-down”.
First, your pet will be taken from its kennel on a leash. They always look like they think they are going for a walk happy, wagging their tails. Until they get to “The Room”, every one of them freaks out and puts on the brakes when we get to the door. It must smell like death or they can feel the sad souls that are left in there, it’s strange, but it happens with every one of them. Your dog or cat will be restrained, held down by 1 or 2 vet techs depending on the size and how freaked out they are. Then a euthanasia tech or a vet will start the process. They will find a vein in the front leg and inject a lethal dose of the “pink stuff”. Hopefully your pet doesn’t panic from being restrained and jerk. I’ve seen the needles tear out of a leg and been covered with the resulting blood and been deafened by the yelps and screams. They all don’t just “go to sleep”, sometimes they spasm for a while, gasp for air and defecate on themselves.
When it all ends, your pets corpse will be stacked like firewood in a large freezer in the back with all of the other animals that were killed waiting to be picked up like garbage. What happens next? Cremated? Taken to the dump? Rendered into pet food? You’ll never know and it probably won’t even cross your mind. It was just an animal and you can always buy another one, right?
I hope that those of you that have read this are bawling your eyes out and can’t get the pictures out of your head I deal with everyday on the way home from work.
I hate my job, I hate that it exists & I hate that it will always be there unless you people make some changes and realize that the lives you are affecting go much farther than the pets you dump at a shelter.
Between 9 and 11 MILLION animals die every year in shelters and only you can stop it. I do my best to save every life I can but rescues are always full, and there are more animals coming in everyday than there are homes.
My point to all of this DON’T BREED OR BUY WHILE SHELTER PETS DIE!
Hate me if you want to. The truth hurts and reality is what it is. I just hope I maybe changed one persons mind about breeding their dog, taking their loving pet to a shelter, or buying a dog. I hope that someone will walk into my shelter and say “I saw this and it made me want to adopt”. THAT WOULD MAKE IT WORTH IT
“A Letter from a Shelter Manager” - ここで言うshelter（シェルター）とは animal shelter（アニマル・シェルター）の事です。シェルターとカタカナで書くと嫌な感じがしないかもしれませんが、実際には捨てられた動物、野良犬や野良猫が集められ、収容される場所です。
少し調べたところ、アニマル・シェルターには二種類あるようです。まずnon-kill shelter（直訳：殺さないシェルター）と、そしてkill shelter（殺すシェルター）。友人から回ってきた「手紙」は、米国ノースカロライナ州の、「殺すシェルター」のマネージャーからであると言われています。本文からすると、日本で言うところの保健所の管理職で、かつ、動物の殺処分を自らの手で行う職業の方のようです。
その内容をざっくり日本語に翻訳して、ここに載せようと思ったのですが、悩みました。まず添付の写真ですが、殺処分された動物の写真です。そしてこの文章をわざわざここに載せる事。果たして意義のあることだろうか？ と悩みながら訳し続けました。しかし最後の一行を読み返したとき、決意が固まりました。その内容とは、こちらです。写真は付けていません。
"A Letter from a Shelter Manager"：ある保健所責任者からの手紙（米国ノースカロライナ州、筆者不詳）
私達の社会には、大きな「目覚まし」の音が必要だと思います。アニマル・シェルターの責任者として、これから皆さんと、少しばかりの洞察をシェアしたいと思います。シェルターの内部からの眺めです。ただし、あなたが望むならです。
初めにですが、全てのブリーダーやペット販売者は、一日だけでもシェルターの中で働かされてみるべきです。ほんの数頭の動物の、悲しそうな目、うつろな目、とまどった目を見れば、おそらくは、動物を繁殖させて、見も知らぬ人々に売ることについて、考え方を変えることになるでしょう。
あなたが今、子犬を一匹、売ったとします。その子が小さなかわいい子犬でなくなった時には、私のいるシェルターに来る可能性が高いのです。そんなふうに保護された犬の90%が、シェルターを出る事ができずに終わるのですが、そう聞いて、あなたはどう思いますか。血統書は問題ではありません。捨て犬であれ、野良犬であれ、このシェルターに来る犬の約50%は純血種です。
私が一番よく聞く理由はこうです。
「引っ越し先では、犬（または猫）は飼えないんだ」
本当ですか？ ペット禁止の引っ越し先って、アメリカの一体どこですか？
こんな事も聞きました。
「犬が予想していたより大きくなってしまった」
ジャーマンシェパードがどれくらい大きくなるか、予想できなかったとでも？
「いっしょに過ごす時間がないんです」
本当ですか？ 私は1日10時間から12時間働いていますが、それでも6匹の犬と過ごす時間がありますよ。
「庭をメチャクチャにされる」
家族の一員として扱ってあげていますか？
皆さんがいつも言われることはこれです。
「新しい行き先探しで、そんなに必死になる必要はないと思うんですよ。きっと引き取り手が見つかるって、わかってます。いい子なんですから」
あなたのペットが引き取られない場合と、アニマル・シェルターに入る事がどれほどのストレスになるかについて。あなたがペットを置き去りにした瞬間から、新しい家族が見つかるまで、制限時間は72時間です。シェルターがいっぱいでなく、あなたのペットがずっと元気であり続ければ、少しは延びることもあります。鼻がつまったりすると、死にます。
あなたのペットは小さな囲いの中か、ケージの中に閉じ込められ、吠えたり、叫んだりしている25匹の動物と同室になります。それでも食べ、眠り、気を休ませなければなりません。いずれ気が落ちこんで、捨て主のことを思って鳴き続けるでしょう。幸運な日には、ボランティアの方々が一緒に散歩に行ってくれることもあります。ボランティアがいない日は、一皿の食べ物がケージのドアの下から差し入れられる時と、ホースで水をかけて糞尿を洗い流す時以外には、とくに注意を払われることはありません。
もしあなたの犬が大型犬だったり、毛の色が黒かったり、また、いわゆる「怖い犬」（ブルテリア、ロットワイラー、マスチフ等）だった場合、あなたがここを去った時点で、もはや死んだようなものです。
そういう犬は、とにかく引き取られないのです。どんなに「優しい子」だろうと「良い子」だろうと、関係ありません。
あなたの犬が72時間以内に引き取られず、シェルターが満杯であったなら、処分されます。シェルターに余裕があって、十分良い犬であり、十分に人気のある犬種であったなら、処分が延期されることもありますが、そう長い間ではありません。ほとんどの場合、一週間も経てば、ケージを縄張りと思うようになり、「攻撃的な性質を見せた」ことによって処分されてしまいます。
どんなに優しい犬でも、こんな環境では変わってしまいます。もしこれらの問題をクリアしたとしても、いずれ咳をするようになるか、呼吸器の病気にかかるかして、処分されます。どこのシェルターにも、一頭につき100ドルの治療費を払えるほどの余裕はありません。
ここからは安楽死に関して。非の打ち所の無い健康状態の犬が、怯え、「静かになる」ところを見た事のない方々へ、わずかばかりの入門編です。
最初にあなたのペットは、首輪を付けられ、ケージから出されます。するとみんな、散歩に行けると思って嬉しそうに尻尾をふります。しかしそれも「部屋」に着くまでです。どの犬も怖がって、ドアのところで止まります。きっと「死」のにおいがするのでしょう。もしくは、部屋の中に残された「悲しみ」を感じる事ができるのかもしれません。不思議なことですが、どの犬もみんなそうです。
次にあなたのペットは自由を奪われます。体の大きさと、どれだけ怯えているかによって、押さえつける獣医師は1人だったり2人だったりします。そして、安楽死の専門の係か、もしくは獣医が、プロセスを開始します。前脚の静脈を見つけて、致死量の「ピンクの薬」を注射するのです。あなたのペットが自由を奪われ、押さえつけられる事によって、パニックを起こさないことを祈るばかりです。私は、注射針が折れて犬の脚から飛び出した時、全身に血を浴びたことがあります。耳をつんざくような鳴き声でした。みんな、すぐに「眠りにつく」わけではありません。時にはしばらくの間けいれんし、空気を求めて苦しそうにあえいで、糞尿を垂れ流して、死にます。
全てが終わったあと、あなたのペットの死体は、シェルターの裏にある大型冷蔵庫の中に運ばれ、他の処分済みの動物とともに、薪のように積み上げられます。まるで、回収車を待つゴミのようです。次にどうなるかわかりますか？ 焼却されるのでしょうか。埋め立て地に運ばれるのでしょうか。ペットフードの原料になるとか？ それはあなたが絶対に知り得ないことです。そして、あなたはそんなこと、想像すらしないでしょう。たかが動物一匹、また新しいのを買えばいい。そう思っていませんか？
これを読んでいるあなたたちが、目玉をグルグル回して、頭の中に浮かんだ映像を消し去ろうとするけれど、できないでいることを祈ります。それは私が仕事を終えて家に帰るまでの間、ずっと頭の中に残っている眺めなのです。
私は自分の仕事が嫌いです。こんな仕事が存在している事が嫌いです。そして、人々が考え方を変えて、「好きな命」と「いらない命」の間にひどい差をつけていることに気付いてくれない限り、この仕事が存在し続けるという事が嫌いです。
シェルターで処分される動物の数は、毎年900万から1100万頭と言われています。これを止められるのは、あなたたちだけです。私は全ての命を救うために全力をつくしていますが、いつも人手不足な上、里親希望者の数を上回る数の動物が毎日運び込まれてきます。
「シェルターで死ぬ動物がいるうちは、繁殖も販売もしないで下さい」
色々書きましたが、これが私の主張です。
私のことを憎んでもらっても構いません。真実を知る事は常に痛みを伴うもので、現実はどうあっても現実です。しかし、ひょっとしたら一人分だけでも、ペットの繁殖、放棄、購入に関する考え方を変えられたかもしれない。それが私の願いです。
誰か一人でも、うちのシェルターに来て、「このメッセージを見て里親になりたくなった」と言ってくれたなら、それだけで、この手紙には意味ができるのです。
（以下原文）※綴り間違い等はすべて原文のまま
I think our society needs a huge “Wake-up” call. As a shelter manager, I am going to share a little insight with you all…a view from the inside if you will.
First off, all of you breeders/sellers should be made to work in the “back” of an animal shelter for just one day. Maybe if you saw the life drain from a few sad, lost, confused eyes, you would change your mind about breeding and selling to people you don’t even know.
That puppy you just sold will most likely end up in my shelter when it’s not a cute little puppy anymore. So how would you feel if you knew that there’s about a 90% chance that dog will never walk out of the shelter it is going to be dumped at? Purebred or not! About 50% of all of the dogs that are “owner surrenders” or “strays”, that come into my shelter are purebred dogs.
The most common excuses I hear are; “We are moving and we can’t take our dog (or cat).” Really? Where are you moving too that doesn’t allow pets? Or they say “The dog got bigger than we thought it would”. How big did you think a German Shepherd would get? “We don’t have time for her”. Really? I work a 10-12 hour day and still have time for my 6 dogs! “She’s tearing up our yard”. How about making her a part of your family? They always tell me “We just don’t want to have to stress about finding a place for her we know she’ll get adopted, she’s a good dog”.
Odds are your pet won’t get adopted & how stressful do you think being in a shelter is? Well, let me tell you, your pet has 72 hours to find a new family from the moment you drop it off. Sometimes a little longer if the shelter isn’t full and your dog manages to stay completely healthy. If it sniffles, it dies. Your pet will be confined to a small run/kennel in a room with about 25 other barking or crying animals. It will have to relieve itself where it eats and sleeps. It will be depressed and it will cry constantly for the family that abandoned it. If your pet is lucky, I will have enough volunteers in that day to take him/her for a walk. If I don’t, your pet won’t get any attention besides having a bowl of food slid under the kennel door and the waste sprayed out of its pen with a high-powered hose. If your dog is big, black or any of the “Bully” breeds (pit bull, rottie, mastiff, etc) it was pretty much dead when you walked it through the front door.
Those dogs just don’t get adopted. It doesn’t matter how ‘sweet’ or ‘well behaved’ they are.
If your dog doesn’t get adopted within its 72 hours and the shelter is full, it will be destroyed. If the shelter isn’t full and your dog is good enough, and of a desirable enough breed it may get a stay of execution, but not for long . Most dogs get very kennel protective after about a week and are destroyed for showing aggression. Even the sweetest dogs will turn in this environment. If your pet makes it over all of those hurdles chances are it will get kennel cough or an upper respiratory infection and will be destroyed because shelters just don’t have the funds to pay for even a $100 treatment.
Here’s a little euthanasia 101 for those of you that have never witnessed a perfectly healthy, scared animal being “put-down”.
First, your pet will be taken from its kennel on a leash. They always look like they think they are going for a walk happy, wagging their tails. Until they get to “The Room”, every one of them freaks out and puts on the brakes when we get to the door. It must smell like death or they can feel the sad souls that are left in there, it’s strange, but it happens with every one of them. Your dog or cat will be restrained, held down by 1 or 2 vet techs depending on the size and how freaked out they are. Then a euthanasia tech or a vet will start the process. They will find a vein in the front leg and inject a lethal dose of the “pink stuff”. Hopefully your pet doesn’t panic from being restrained and jerk. I’ve seen the needles tear out of a leg and been covered with the resulting blood and been deafened by the yelps and screams. They all don’t just “go to sleep”, sometimes they spasm for a while, gasp for air and defecate on themselves.
When it all ends, your pets corpse will be stacked like firewood in a large freezer in the back with all of the other animals that were killed waiting to be picked up like garbage. What happens next? Cremated? Taken to the dump? Rendered into pet food? You’ll never know and it probably won’t even cross your mind. It was just an animal and you can always buy another one, right?
I hope that those of you that have read this are bawling your eyes out and can’t get the pictures out of your head I deal with everyday on the way home from work.
I hate my job, I hate that it exists & I hate that it will always be there unless you people make some changes and realize that the lives you are affecting go much farther than the pets you dump at a shelter.
Between 9 and 11 MILLION animals die every year in shelters and only you can stop it. I do my best to save every life I can but rescues are always full, and there are more animals coming in everyday than there are homes.
My point to all of this DON’T BREED OR BUY WHILE SHELTER PETS DIE!
Hate me if you want to. The truth hurts and reality is what it is. I just hope I maybe changed one persons mind about breeding their dog, taking their loving pet to a shelter, or buying a dog. I hope that someone will walk into my shelter and say “I saw this and it made me want to adopt”. THAT WOULD MAKE IT WORTH IT
Ｋさん、お久し振りです。
私も、これＦａｃｅｂｏｏｋを通して受け取りました。
読みながら、息苦しくなりました。中学生の頃に、日本の動物殺処分についての、討論分を書いたことを思い出しました。あの時も、リサーチしながら泣いてました。
私の受け取ったものには、写真がついてました。殺処分された猫が、山積みにされているものでした。
目を背けたくなりますよね。でもこれが現実なんですよね。
当然のことだけど、せめて自分の子達（ペット）は最期のその時まで、責任持って家族として過ごしていくと、改めて心に誓いました。
by KaoriNG (2011-10-20 15:08)
>>KaoriNGさん
コメントありがとうございます。
やっぱりKaoriNGさんの方にも行ってましたか。私もカナダ人の友達から回ってきました。同じく猫の写真付きでした。
日本の保健所とは殺処分の方法が違いますが、結局は同じことをする施設ですよね。そして、必要である理由も同じでしょう。それにしても「どうせすぐ里親が見つかるから」って、本当にそう思ってペットを連れて行くんでしょうか？ 貧しい人々向けの「shelter」と混同しての間違いだとしたら悲しいですが、このメッセージを見て真実を知って欲しいですね。
うちの庭に住み着いた白ネコ、とても迷惑していますが、保健所に連れて行ったり、よそに捨てに行ったりはしないと心を新たにしました。もちろん、ヘクターもスージーも、うちでずっと一緒です。
by 管理人Ｋ（3X歳） (2011-10-20 17:52)